捌話 ページ14
「昇級審査を受けたい？」
『はい。準一級術師になるのは不可能でしょうか』
「いや、お前なら問題ない。一級でもいいくらいだ」
『…一級になるには一級術師二人以上からの推薦がないと』
「悟と傑で十分だろ。それに悟の任務に同行したこともあったな？この前一級呪霊を倒したのだから推薦さえあれば、」
『あの、僕は準一級でいいです…お願いします…』
懇願するように言うと、さすがの夜蛾先生も引き下がった
申請すればすぐになれると言われたので、夜蛾先生からの報告を待つことに
僕の用事は済んだからその場を後にしようとした
…が、夜蛾先生に呼び止められた
「今日の午後、傑と任務が入ってる。協力しろよ」
『えっ、夏油くんと任務、ですか』
「あぁ。奥多摩の廃病院で一級呪霊二体の任務だ。悟はいないからお前たちで行け。傑にも伝えておくように」
『…わかりました』
あれから一週間くらい、気まずい雰囲気が続いている
先生の「協力しろ」という言葉は元の関係に戻れという暗示なのだろうか
ｶﾞﾗﾗｯ)
「お、どうだった？先生なんて？」
『申請すればすぐだって』
「良かったじゃん」
『うん……あ、あの、夏油くん』
「ん？」
携帯から顔を上げ、いつもと変わらない表情で僕を見つめる
『今日の、午後から、僕と夏油くんで任務だって』
「場所は？」
『奥多摩って言ってた』
「そうか。よろしくね」
『うん』
ここ最近、夏油くんは五条くんと、僕は家入さんと話していたからかとても久しぶりな気がした
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ここ？」
『…気配はするね』
病院ってどうしてこうも呪霊が出るんだろう
そんなに怖いところなのかな
「いたね」
『夏油くんは右へ！』
「！すぐ追いかける！」
…僕でも倒せるよ、夏油くん
『宗三、行こう』
［我でなく刀に語りかけるか］
『…貴方はいつも出て来たがらないからでしょう。“織田信長”』
僕の持つ宗三左文字には織田信長の怨霊が憑いている
怨霊であって呪霊では決してない
…まぁ他にも憑いてるけどそれは追々
『なんでもいいけど片付けますよ。できるでしょう』
［誰に聞いておる］
頼りにしてますよ
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乃愛(プロフ) - 薬研藤四郎！刀剣乱舞！まじで嬉しいです！男主の愛されってあんまりないので嬉しいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年3月17日 11時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - えっと！絵を書かせていただいて、Twitterで、出しました。黒弧って調べて見てください。 (2022年10月2日 9時) (レス) @page1 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳様。(プロフ) - 間違えて、コメント消してしまったので再コメントです…。あの…、奇跡的に苗字に国が付いてるとことか誕生日が同じとか私と共通点多すぎてビックリしました！！なんか、テンション上がりますよね(え？)www最強コンビ好きなので、この作品神作です！！ (2022年1月8日 22時) (レス) id: 0c1825ef28 (このIDを非表示/違反報告)
Dオタの極み - トウモロコシさん» コメントありがとうございます！やっぱり薬研藤四郎って人気な刀なんですね… (2021年7月14日 8時) (レス) id: acb1846eac (このIDを非表示/違反報告)
トウモロコシ(プロフ) - あ……もう刀に薬研藤四郎がいる時点で神作品だと悟った (2021年7月14日 2時) (レス) id: 59f131ffc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Dオタの極み | 作成日時：2021年5月11日 23時
