さとみくんの婚約者は古参りすなーさん？![2]

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受験は火曜日。

そして今日、受験まで3日というところまで迫っている。





私は久しぶりにさとみくんとの家に向かっていた。

理由は着替えを取りに行く、それだけだった。


、、、、、さとみくん留守だったらいいな。


そんなことさえ思ってしまう。





ガチャリ


数日ぶりに家の鍵を使った。前まで毎日数回使っていたのに、数日間一切使っていなかったため新鮮だった。





家の中は静かだった。

どうやらさとみくんはいないらしい。



、、、ちょうどおかったとさえも思ってしまった。

いや、まだ本人からはっきりした言葉を聞いてないから本当はまだ信じていたいという気持ちがある。



私の部屋にはいると家を出たときからかわっていなかった。

まあ当たり前か。






一か所を除いては。


机の上にメモ用紙が乗ってあった。





¨帰ってきたAへ

　るぅとから連絡をもらいました。

　あの時は本当の事を言えなくてごめん。

　受験が終わったら帰ってきてほしい。

　ちゃんと本当のこと話すから。本当に。

　Aにはよくないことをしてしまったなって思ってます。

　あと、俺はAの事が一番好きです。

　 さとみ









これを読んで私は浮気じゃない、と思った。

疑って悪かったなっていう事さえ思った。

でも完全に晴れたわけじゃない。


あの時言えなかった理由。

そして遅くなってること、それを隠そうとしたこと。





家からの帰り道。

受験の前に一回家に帰れてよかった。と思った。

不安が前よりも薄くなって

明るい結果が少し見えてきたような気がした。

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