頼り、頼られ、支えあう。3【すとぷり】【風邪】【体調不良】

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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


こ「お邪魔しま〜す」

な「どーぞ〜」




……片付けるところが見つからない。


さすがなーくん。((






な「てきとーに座ってて」

こ「ん〜」


そう言われ、いつもの場所に座る。





な「何かみんな座る場所勝手に決まったよね笑」

こ「確かにww」



それからなーくんは時間まで作業してるって言って、僕は適当にスマホをいじってる。



無言が続くけど、嫌いじゃない。




なんか無言でもいられる人っていいよね。





ん、何語ってんだwww






ちょっとなーくんの顔色が悪いかなって気もするんだけど、あんまり心配しすぎても逆効果だよね。





そんなことを考えながらスマホをいじってたら、気づいたら寝てしまっていた。









こ「ん……やば、寝てた………」



トイレに行こうと廊下に出ると、なーくんの部屋から声？音？がする。


だんだん近づくとその音はなーくんの咳だと気づく。


こ「なーくん!?」



急いで部屋に入ると、胸を押さえ床にうずくまりながら咳をしているなーくんの姿が。



急いで机の上にあった吸引器を口元に持っていく。




な「ｯｹﾞﾎ、ｺﾞﾎ､ﾋｭｯ…ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ!ｯ…くるし……」

こ「大丈夫だから。ゆっくり僕の真似して。すーっ、はーっ、すーっ、はーっ…」


な「すっ、ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｺﾞﾎｯ!はぁっ、すっ…ｹﾞﾎｯｺﾞﾎ…すーっ…」

こ「できてるできてる。もうちょっと頑張れば楽になるから、」



それから10分ほどで収まった。





こ「はい、水。飲めるだけでいいから飲んでください、」

な「ん……ありがと、」






こ「………今日の会議延期にしません？」

な「…！でも今日やらないと次いつスケジュール会うか…ｯｹﾞﾎｺﾞﾎ…」

こ「でも…………あ、そうだ。今日話し合う内容とかってまとめてあります？」

な「ん”んっ…パソコンのあのフォルダに……」

こ「今日は僕たちで話し合いするんで、なーくんは休んでてください。」



話し合い内容が分かれば僕たちだけでも少しは進めることができる。



そう言う意味だったんだけど………




な「っ……ｸﾞｽｯ………ﾋｸﾞｯ……」

こ「ちょ！え、どうした？どっか苦しい？」




な「……ｸﾞｽｯ……それじゃ、俺がいるいみっ……ないっ……ﾋｸﾞｯ………」

こ「っ…！」





そう訴えるなーくんの顔はとてもとても苦しくて、『俺を捨てないで。』そういっているように感じた。









……違う………そんな顔させたくて言ったんじゃないっ…………

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