頼り、頼られ、支えあう。3【すとぷり】【風邪】【体調不良】

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他のメンバーが帰り二人きりになる。


な「ジェルくん、話したいことってなに？」


ジ「………なーくん、隠してることない？」


なーくんは一瞬目を見開き、そしてすぐに目をそらした。


な「ん？特にないで？いきなりどうしたの？笑」



ジ「………ちょっとごめんなっ……」




そう断りをいれてからなーくんの左手の袖をまくりあげる。すると……



ジ「っ……やっぱり………」


案の定手首には痛々しく包帯が巻かれていた。


な「っ…………あれ、おかしいなぁ………ばれてたか…笑」

ジ「…………無理に笑わないでください………リスカもやめてください…………」


な「……なんで？…………なんでそんなこと言われないといけないの……？別に誰にも危害を与えてないんだしいいじゃん！」

苦しそうに睨んでくるなーくん。



ジ「…………………」


な「え、ちょ、何して………！」


無言でなーくんの机の引き出しを開ける。


……………………………あった。




見つけたカッターの刃を自分の腕に当てる。


な「っだめ！」



そう言って俺の手からカッターを取り上げようとするなーくん。





ジ「…何で？誰にも迷惑かけてないならいいんやないの？」



な「ちがっ……だめっ…！」


泣きながら止めようとしてくる。



ジ「………それと同じ。」


な「っ…え…………？」


ジ「俺も同じ気持ち！なーくんが痛い思いするのやだ！…………これ見て？………」


……そう言って自分の腕を見せる。



な「………！」



そう。リスカ痕。
昔俺もやってたから。

ジ「これ、すとぷり入る前に切ったんやけどまだ治らん。何針か縫ってあるし。」


な「っ………」

ジ「なーくんは優しいから、ちょっと頼りすぎてた。本当にごめん。これからはもっと頑張ってなーくんだけにストレス溜めさせんよう頑張るから……………だから…………もう切らんといてっ………」


俺の心からの願いだった。


な「っ…………うんっ…………俺もごめんっ………頑張ってもっと頼る………」

ジ「あははっ、頼るのを頑張るって、なーくんっぽいわぁ」

な「ふふっ……ってもうこんな時間!?明日朝一で予定なかったら今日は泊まっていきなよ、」

ジ「えぇ〜なーくんのエッ○〜ww」

な「ちがっ！そーじゃない！」

ジ「分かってますよ〜笑じゃあお言葉に甘えて泊まっていきます♪」


その後は健全にふつーに寝ましたとさ！ちゃんちゃん！

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え、これくらいはいいよね…？←

……………ギリセーフだ！((

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