【名探偵コナン】…秘密…8【降谷零】

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「今回の首脳会議の件だが
予定を若干変更する」




後日アジトでは幹部が集められ
話し合いが行われていた







そう
降谷以外のメンバーで……








「バーボンはどうしたの？」



「奴は裏切り者だ…」



ジンの発言にその場の空気が変わる




「えっ⁈ 兄貴…そりゃ本当ですかい？」


「あぁ、だから今回のミッションと
同時に奴も始末する」




「ちょっと、待ってよジン！
バーボンがノックだって疑ってるの？
その件はキュラソーのときに
疑いが晴れたんじゃなくて？」


ベルモットはキールの方を向いた


キールはベルモットを見据えると
フッと笑った






(それにしても…、ジン何かがおかしい…)


心なしかベルモットには
ジンがどこかいつもと違うように感じていた





「ベルモット…
お前も一緒にバラしてやろうか…」


ギロリとベルモットを威嚇し
コートの中に手を入れる





「遠慮するわ……」



ベルモットは手を上げた






「ミッション当日に
このアジトにも迎賓館と同じ爆弾を仕掛ける
序でに迎賓館の爆弾も二倍にする」





その言葉に一同は皆目を見開いた







「何も此処を爆破しなくても
他に手はあるんじゃない？」


「キールの言う通りですよ、兄貴
何もあんな奴の為に此処を爆破する必要
ないんじゃないですかい？」


「ここはアタシが一発やっちまえば
いいんだろう？」


「俺もやりたい…」




皆それぞれに口を動かしているが
ベルモットだけは何か考え込むように
ジンを見つめていた





「奴を確実に仕留めるためだ…
文句がある奴は俺が直々に捌いてやる

それに爆弾を使えば
警察どもの目がこちらに向く
いい目くらましだ…」





そう言われると皆口を閉ざした






「ベルモット、キャンティ、コルン
お前たちは変更なし
この前言ったとおりにやれ」



「OK…」 「あいよ」 「わかった…」




「ウォッカ…
お前は俺と一緒に此処から少し離れた
ところで待機だ

そこからアジトが爆発するところを
見届けたら迎賓館へ向かう」



「わかりやした」




「で…、キールお前は
バーボンの見届け人だ

此処でバーボンを見張って
確実に仕留めろ

抵抗するようなら
お前が始末しろ」



「わかったわ…」








ジンの話が終わると
それぞれ解散して行く




(俺のものに手を出した罰だ…バーボン…)

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