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降谷の発言に
Aの頭は軽くショートした



(零さんが結婚の話を
私とするつもりでいた…?)





「大丈夫か…?」


丁度信号待ちで降谷がこちらを
心配そうに覗き込んできた



バチっと目が合えば
あまりの近さに身体中の熱が
顔に集中していくのがわかった



『…っ!だっ…だい じょうぶ…だ から
あんまり 顔を見ないで…』



急いで顔を隠したが手遅れである



降谷はその一部始終を
間近で見てしまったのだから…


「…!!」


ドクンと脈を打つのがわかる





((今のはズルい…!))




2人とも赤くなった顔を
隠すようにしながら
顔の周りに手を持って来ていたのだった



その熱は車から降りた後も
暫く収まらず
Aがドキドキしっぱなしだったのは
言うまでもない









週末、Aは灰原とフサエブランドの
新作を見にショップへと来ていた



「えっ⁈ 貴女、ミス フサエと知り合いなの?」



新作の発売日とあって
ショップの前には長い行列が出来ている



『シッ!哀ちゃん、ボリューム下げて!』



そう言われて灰原は口元を手で覆う



「そんなこと一言も言わなかったじゃない!」



『だって、フサエさんこっちに来るなんて
知らなかったんだもの…

それに知り合いって言っても
正式には母の知り合いだからね

何年か会ってないけど…
フサエさん私のことわかるかな…』



灰原に睨まれてAは苦笑いした




「まぁいいわ…、一緒に来てくれただけ
ありがとうね…」



少し微笑む灰原を見てAは



『哀ちゃんのお誘いなら
いつでも大丈夫だよー』



ぎゅーっと抱きしめたのだった









ベルモットはその日変装をして
街に出ていた


お目当はフサエブランドの新作バッグを
手に入れることである


仕事の関係上、フサエとは知り合いだ

本来ならば自分の名前を出すだけで
簡単に手に入るものだが
そんなことをすれば世間がパニックになる


しかも今回品は
各国数量限定とあって競争率は高そうだ
店の前の列には若い女性たちで
いっぱいだった



(並ぶのは面倒だけど
顔がバレるよりはマシね…)




ふ…と何かを感じて列の後ろを振り返ると





(えっ…⁈ Aと…赤毛の子!
どうして…!)




視界に入ってきたのは
紛れもなく守るべき相手と

この世から消さなくてはならない
人物だったのだ

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設定タグ:降谷零 , 安室透 , コナン   
作品ジャンル:アニメ
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あい(プロフ) - あいうえおさん» コメありがとうございます!ご指摘頂きましたが、おっしゃる通り時間も経っておりますので、このままで行きます。すみません! (2019年4月27日 10時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - あの、降谷さんはいつもは「俺」と言っていますよ。安室さんのときは「僕」ですが、、直してほしいわけじゃないんですけど、大変だと思うので、、 (2019年4月27日 7時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - RURUさん» お久しぶりです!いつもご覧頂きありがとうございます^ ^ 漸く更新できました!ジンさんがだんだんと怖い人になってますね…!さぁどんなことが起こるのか…、明日のお話をお楽しみ… (2018年10月8日 23時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
RURU(プロフ) - お久しぶりです!更新楽しみに待ってました!この後2人がどうなるかとてもハラハラしてます!ジンはただでさえ今は情緒不安定なのにあんなの見ちゃったらこの間よりもっと恐ろしい事になってしまうんじゃ…明日の更新待ってます! (2018年10月8日 21時) (レス) id: b7492cc28b (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - RURUさん» ジンはキスマークを見て何を思っているのでしょう…?ちょっと不安ですね…。どうなるのか、明日わかります!いつも応援ありがとうございます!頑張ります! (2018年9月24日 17時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:i | 作成日時:2018年9月17日 15時

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