349 ページ28
『…ん………』
Aが目を覚ますと降谷の姿はなく
テーブルの上に置き手紙があった
�猖榲�は側にいたいが、
今日はどうしても外せない仕事がある
済まない
また連絡する ��
メモ帳を破いて書かれたその手紙は
几帳面な文字が並んでいて
最後には�犢瀉��瓩醗�鑑があるので
何だか業務連絡みたいだった
そんな紙ではあるが
降谷から貰った初めての手紙だ
Aは綺麗に折り畳むと
いつでも見られるようにと
スケジュール帳の中に挟み込んだ
『私のせいで時間取ったから…
零さん大丈夫かな…』
寂しさも不安もあるが
以外にも心は穏やかだった
頭の何処かで大丈夫だと
思い込んでいるからなのか…
空腹を感じて食事の支度を始めると
♫…♫…♫……
(赤井さんだ…)
ディスプレイを確認して電話に出る
『もしもし…』
「急で悪いんだが、これからドライブでも
行かないか？
話しておきたいことがあるんだ」
本当に急な話である
Aは疲れていたが
このタイミングで赤井から
連絡があるのはジンのことを話すのに
丁度良いかと思った
『わかりました
私もお話することがあります』
「では、そちらに迎えに行くから
準備してくれ」
そう言って電話は切れた
Aは泣き疲れた顔を洗って
化粧で少し誤魔化して、服も着替えた
(ジンさんの車に乗っちゃったから
赤井さんに怒られるかもな…)
そんなことを考えながら
Aはちゃっかり昼間に買ったパンを
頬張り空腹を紛らわしていたのだった
「こんばんは、Aさん」
赤井が沖矢の姿で
マンションに来たのは
Aがパンを食べてしまって
歯磨きまで済ませた後だった
『こんばんは…』
Aが助手席に乗ると
ゆっくりと車が走り始める
「降谷君から今日のことは聞いたよ…」
『えっ…⁈ 』
赤井の声に驚いて目を向ける
「守ってやれなくて、済まない…
もっと早めに君を奴から引き離すべきだった」
赤井は前を向いたまま話した
『赤井さんの所為ではありません…
私こそ、車に乗らないって約束を
破ってしまいました…すみません』
Aは申し訳なく思い俯いた
「それこそ、奴が無理矢理乗せたんだろ
謝る必要はないさ
ただこれからは毎日俺が送り迎えを
することにするよ…」
『えっ…⁈ 』
驚いて顔を上げるとこちらを向いた赤井と
視線が絡んだのだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 337人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - あいうえおさん» コメありがとうございます！ご指摘頂きましたが、おっしゃる通り時間も経っておりますので、このままで行きます。すみません！ (2019年4月27日 10時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - あの、降谷さんはいつもは「俺」と言っていますよ。安室さんのときは「僕」ですが、、直してほしいわけじゃないんですけど、大変だと思うので、、 (2019年4月27日 7時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - RURUさん» お久しぶりです！いつもご覧頂きありがとうございます^ ^ 漸く更新できました！ジンさんがだんだんと怖い人になってますね…！さぁどんなことが起こるのか…、明日のお話をお楽しみ… (2018年10月8日 23時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
RURU(プロフ) - お久しぶりです！更新楽しみに待ってました！この後2人がどうなるかとてもハラハラしてます！ジンはただでさえ今は情緒不安定なのにあんなの見ちゃったらこの間よりもっと恐ろしい事になってしまうんじゃ…明日の更新待ってます！ (2018年10月8日 21時) (レス) id: b7492cc28b (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - RURUさん» ジンはキスマークを見て何を思っているのでしょう…？ちょっと不安ですね…。どうなるのか、明日わかります！いつも応援ありがとうございます！頑張ります！ (2018年9月24日 17時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：i
| 作成日時：2018年9月17日 15時
