続・私だけの先生 T.F #6 (ページ8)

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お昼休みに仮眠したから5限は良かったんだけど、6限の古典は眠くて眠くて気付いたら15分くらい寝てた。

その時に見てた夢が衝撃的で起こされたってのもある。

だって、沙織と玉ちゃんの結婚式に参列してる夢だったから。

もしかしてだけど、沙織は玉ちゃんのことが好きで、昨日から太ちゃんと沙織がコソコソ話してるのはこの事なのかな？

沙織に直接玉ちゃんのこと好きなのって聞くのもあれだし、玉ちゃんの私へのちょっかいを間近で見られてるのもちょっとな。

だから敢えて2人は私に言わなかったのか。

そんなことを考えてたら目が冴えてきちゃった。

それからもずっと悶々と考えちゃって、沙織を研究室まで呼び出した。

A｢2人に確認したいことがあるんだけどさ、昨日からコソコソしてるのって、その……｣

太輔｢おっ、気付いた？｣

言いにくくて濁したことも察してくれて、すぐに助けてくれる太ちゃん。

太輔｢沙織ちゃん、Aに言ってもいい？｣

沙織｢うん…///｣

太輔｢沙織ちゃん、玉が好きなんだって｣

A｢やっぱり｣

気まずくてしょんぼりしちゃう。

沙織｢Aの考えてることわかるよ。玉ちゃんはAのことが好きだもんね。それ見てると多少モヤモヤするけど、Aが太ちゃんに一途なの知ってるからまだ大丈夫なのかも｣

A｢でも、私の近くに居たら傷付いちゃうよ｣

今日だっていっぱいちょっかいかけられたもん。

沙織｢Aにはこれからもずーっと仲良くして欲しいから、ずっとそばに居てね。それと、玉ちゃんが振り向いてくれるように協力してくれたら嬉しいなって｣

A｢もちろん！｣

太輔｢沙織ちゃん、あんまり当てにしない方がいいよ。意外とAは不器用だから空回りしそう｣

沙織｢確かに。じゃあ太ちゃんも協力お願いします｣

太輔｢沙織ちゃんには感謝しかないからね。夜のいろんなAプロデュースしてくれてるし｣

ちょっと、それはっ！

太輔｢俺はAをつなぎ止めておきゃいいんだろ？簡単よ｣

また自信満々で言ってる。

沙織｢また鎖増やしといてよね。じゃなきゃまた海外逃げちゃうから｣

むっ！みんな好き勝手言って！

でも沙織の幸せのためならなんでもするもん。

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