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車の中でも、2人からの太ちゃんイジりは止まらなかった。




玉森「ガヤ先生さ、研究室すっからかんにしてるの。俺入った瞬間ビビったもん」





沙織「しかも、ヒゲ伸ばしっぱなしで来てたし、授業も何言ってるか聞き取れないレベルだったんだよ」





太輔「うるさい。お前ら降りるか?」




沙織「あら、2人の仲を戻したのにそんなこと言っていいのかしら?」




太輔「あー、うぜー」




ふふっ、やっぱりこれが私の大切な場所だよね。





玉森「Aちゃんニコニコしてる。楽しい?」





A「うん。ほんとにありがとうね」




玉森「お礼にほっぺでいいからチューしてくれない?」




後部座席から助手席に顔を乗り出してくるけど、




太輔「玉森ー!あっ、そんなにして欲しいなら、俺がしてやろうか?」




玉森「うげっ、なんで男にされなきゃいけないんだよ」




楽しい時間はあっという間で、玉ちゃん、沙織の家の前で順番に降ろした。




太輔「Aは、門限とかあるの?」





A「ないと思うけど、みんな寝る前には荷物まとめちゃいたいな」





太輔「じゃあちょっとだけ家に行こ。充電したい」




家に着くとリビングに連れられて、だきしめられる。




太輔「やっと抱きしめられた。」




怒涛の1日だったもんね。




A「ねぇ、キスがいい。あと印付けて」




太ちゃんの存在を残してほしい。




太輔「そんなことしたら俺、止められないよ?」




A「いいよ」




そのまま唇全部食べられるようなキスをされて、舌をねじ込まれてどんどん深いキスになっていく。




太ちゃんの手が胸元に滑り込んだ時に思い出したこと。




A「あっ、太ちゃん、私できない」




太輔「なんで?」




不機嫌な顔で覗き込まれる。




A「生理来ちゃったんだ」




太輔「はぁ…タイミング悪。でも安心した。Aが俺の知らないところで妊娠してたらどうしようってずっと考えてた」




そう…だったんだ。





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作者名:Meri | 作成日時:2014年10月15日 16時

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