検索窓
今日:26 hit、昨日:23 hit、合計:55,222 hit

196 ページ36





急に太ちゃんが現れて、すごい剣幕で責め立てられたと思ったら、次は玉ちゃんが現れた。



いろんな展開にわけが分からなくなってると、急に玉ちゃんと沙織のプレゼンテーションが始まった。



玉森「2人はまだ付き合ってるってことでいいよね?」




答えにくい質問だけど、別れようって言ってないし、言われてもないから、まだ付き合ってるってことでいいんだよね?




とりあえず肯定の意を示した。




玉森「次の質問ね。Aちゃんは、もし学校に戻ることができるなら戻りたい?」




A「もう戻れないよ。」




あんなことがあったんだもん。だれも受け入れてなんてくれない。




沙織「戻れるとかじゃなくて、戻ってきたいかだよ」




A「そんなの決まってるじゃん。ずっと仲良くしてくれてる人がいて、大好きな人が担任の学校だよ?戻りたいに決まってる!」




玉森「そうだよね。じゃあ次、ガヤ先生、Aちゃんが学校に戻って来ても、教員辞めるの?」




A「待って!辞めるってどういうこと?」




太輔「ごめん、もう退職届出してきた」




A「なん…で…」




太ちゃんの夢を応援してあげたいから突き放したのに。




下を向いて涙を隠した。




玉森「退職届の話は置いといて、Aちゃんが戻ってきた学校で教員続けたいの?」




太輔「それが叶うなら続けたいよ」




玉森「それが2人の本音ね。じゃあここからがプレゼンテーションの本題。沙織ちゃん、あれ持ってる?」




沙織が「はい」ってカバンから書類の束を出した。




沙織「これ、見てみて」




書類の1枚を見ると、『藤ヶ谷太輔先生、及び佐藤Aの処分撤回を求める署名』と書かれていて、署名欄にはクラスメイト全員の署名がズラリと並んでいた。




太輔「これ…」




沙織「クラスみんなで話し合って、太ちゃんは私たちクラスにとって大切な存在って結論になったの。でも、太ちゃんを呼び戻すには、Aも呼び戻さないとって。」





玉森「しかも、それ知ったのは終業式の日でさ。急いで校長室駆け込んだって訳。それで、もう1個書類があって」




「見て」って促されたのは、『決議書』と書かれていて、内容には「藤ヶ谷太輔の退職撤回、佐藤Aの退学取り消しを決定した」とあった。




A「みんな…」




沙織「2人とも戻ってこれるよ。でも、どうするかは2人で話し合って決めて」




「それじゃあ」って2人はカフェを出ていった。




197→←195



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (105 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
150人がお気に入り
設定タグ:藤ヶ谷太輔 , キスマイ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Meri | 作成日時:2014年10月15日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。