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沙織｢うちに来るの久しぶりじゃない？｣
A｢最近はいつも家で遊んでたもんね｣
沙織｢居心地いいもん。実家に帰らなくて良かった？｣
A｢うん。まだあの家はいい思い出でいたいかな｣
沙織｢そっか。最後の日、どうしてたの？｣
A｢えっと… ずっとくっついてた。でも、もう離れなきゃなって思って、一晩中太ちゃんの全部出してもらった｣
だんだん涙で視界が歪んでいってたんだけど、
沙織｢えっ！それって！あんた、まさか妊娠してないわよね？｣
沙織の大きな声で涙も引っ込んだ。
A｢んー、どうだろ？でも2週間くらい遅れてるかも｣
沙織｢バカっ！それなのにプール行ってたの？お腹冷やすことしちゃいけないんでしょ？明日検査ね。｣
A｢ストレスで来てないだけだと思うよ｣
沙織｢ダメ！ちゃんと調べるの！｣
それでもし出来てたらって期待するけど、もし出来てなかったら太ちゃんとの繋がりがなくなるみたいで嫌だな。
最後の日に付けてもらったキスマークも全部消えちゃってるし。
ーーーーー翌朝、アラームで目覚めるとお腹に鈍い痛みが。
嫌な予感がしてトイレに駆け込むとやっぱり…
A｢あーあ、来ちゃった｣
これで太ちゃんとの思い出、全部流れちゃった。
起きてきた沙織に生理が来たことと、ナプキン借りたことを伝える。
沙織｢安心したけど、ちょっと残念ね。気を取り直して今日は私の行きたいカフェ行こ！元気出して。体調悪くなったら言ってね｣
って無理矢理外に連れ出された。
電車に乗って向かっているのは太ちゃんの実家の方向。
一緒にデートできてたころが懐かしいな。
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作者名：Meri | 作成日時：2014年10月15日 16時
