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第玖拾伍話 ページ6

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Aside


コトン…と優しく日陰となっている畳の上に禰豆子ちゃんの箱を置き、日輪刀を構える。



炭治郎君は私が何をするか分かったのか、「A!駄目だ!」と私の名前を呼んで止めようとするも、伊黒さんが炭治郎君を抑止させる。



炭治郎「…かはっ!」



伊黒「その場から動くな、喋るな。浅葱は貴様の代わりに、妹の鬼が人を襲わない事を証明してくれようとしているんだ。貴様が動いたら意味が無いだろう。」



…強く押さえてるのは許さないけど、まぁそういう事なんだよな。



胡蝶「伊黒さん、強く押さえすぎです。少し弛めて下さい」



伊黒「動こうとするから押さえてるだけだが?」



胡蝶「…竈門君。肺を圧迫されている状態で呼吸を使うと血管が破裂しますよ」



宇髄「血管が破裂!!いいな響き派手で!!よし行け破裂しろ!!」



もう無視していいかな、あの人。てか当分無視だ、無視。



そして目の前の箱に意識を向け直す。



『…少し辛いかもしれないけど、君の為なんだ。我慢してね……』



自身の腕に強く日輪刀を押し当て、思いっきり引く。すると禰豆子ちゃんの箱の上にボタボタと大量の血が落ちた。



……っ…強く引きすぎたな、これ。柱のみんなからの心配してる感情や警戒してる感情がめっちゃ伝わってくる…そんな心配しなくていいのに。



するとキィと箱が開き、グググ…と中に入っていた時の幼児ほどの大きさから通常の大きさまで戻った禰豆子ちゃん。



そして私の腕の怪我を見ると、目を見開いてトテトテと私の方へと歩いて来た。その瞬間に、柱達が一斉に刀に手を添え、構える音が響く。



禰豆子ちゃは私を襲うわけでもなく喰べるわけでもなく、そのままギューと私を優しく抱きしめた。



柱「「「!!」」」



『!…もしかして、心配してくれてるの?』



禰豆子「うーうー!」



『やっぱり、禰豆子ちゃんは優しいね』



禰豆子「う!」ナデナデ



『頭まで撫でてくれるの?ふふ、ありがと!』



禰豆子「う〜♪」









御館様「どうしたのかな?」



にちか「鬼の女の子はそっぽ向きました」



ひなき「不死川様にニ度刺されていましたが、稀血であるAの血まみれになった腕を出されても彼女は襲いませんでした。それどころか、心配して頭まで撫でています。」



御館様「ではこれで、禰豆子が人を襲わないことの証明できたね」



炭治郎「!」



…よかった。

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(プロフ) - アイス食べたいさん» わざと、と読みます! (2020年4月24日 21時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
アイス食べたい - 第104話の 態 の読み方何ですか? (2020年4月24日 15時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 若葉さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2020年3月13日 18時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 可愛らしい!!こーゆーけーはすき!!!これからも頑張ってください! (2020年3月12日 21時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - かりんりんさん» ありがとうございます!更新頑張ります^^ (2019年12月19日 7時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年12月11日 19時

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