検索窓
今日:13 hit、昨日:16 hit、合計:510,508 hit

第佰弐拾壱話 ページ32

・______



炭治郎side




次の日からはAが任務でいない為、カナヲが相手をしてくれる事になった。




でも____




誰も彼女の湯呑みを押さえる事は出来ないし、捕らえることが出来ない。




その日から5日間、カナヲに負け続ける日々が続く。




伊之助も____




シュッ




伊之助「どりゃぁああ!!!」




善逸も_____




パシャッ




善逸「うひゃぁああ」




カナヲの髪の毛1本すら触れなかった。カナヲに負け続けているようでは、Aに勝つ事なんて叶わない…そう思い知らされた。




そして2人は訓練場に来なくなった。




バンッ




炭治郎「善逸?!伊之助?!」




そして伊織はというと、2日前に機能回復訓練を無事に終えて既に任務に出ている。




俺も頑張らなくては………………




バッとカナヲの方へと向き直して、1度深呼吸した。




炭治郎「よろしくお願いしますっ!!!」




____

_______




炭治郎「お疲れ様でしたぁ………」




その日の訓練が終わったのは、夜空にぽっかりと真ん丸な月が浮かんでからだった。




そして訓練場から部屋に戻るまでの道で考えた。




どうして俺は勝てないのだろう……
俺はあの子と何が違う?




まず反射速度が全然違うんだ、俺が万全の状態でも多分負ける。匂いが先ず違う。




Aに………柱の人達に近い匂いがする。それを言えば、伊織からも柱の人達に近い匂いがする。




『炭治郎君』




後は……目か?目が違う!!




『炭治郎君…?』




…気がする。




『炭治郎君!!!』




そこでようやく、俺を呼んでいる声に気づいた。




『炭治郎君大丈夫…?無理、してない?』




炭治郎「A?!!?何でここに…」




Aが指さした方には、甘味を持った嬉しそうなきよちゃん達がいた。




『実は月に一度、蝶屋敷で働いている人達に甘味を持ってきてるんだけど…そのついでに炭治郎君が頑張ってるから、助言しに来ちゃいました!』




ほんとは直ぐに次の任務に行かなきゃ行けないんだけど…と悪戯に笑うAに心臓がキュッとなった。

第佰弐拾弐話→←第佰弐拾話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (195 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
422人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼殺隊 , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - アイス食べたいさん» わざと、と読みます! (2020年4月24日 21時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
アイス食べたい - 第104話の 態 の読み方何ですか? (2020年4月24日 15時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 若葉さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2020年3月13日 18時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 可愛らしい!!こーゆーけーはすき!!!これからも頑張ってください! (2020年3月12日 21時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - かりんりんさん» ありがとうございます!更新頑張ります^^ (2019年12月19日 7時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年12月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。