紫の原石はSixTONESの紅一点1

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A：びっくりした？！・・・どうしたの？

北斗：・・・体調悪いんじゃないの？

A：え？w そんなことないってw

北斗：・・・無茶なことしてない？

A：そんなこと

北斗：だっておかしいでしょ、最近ずっと顔色が悪い

A：・・最近、忙しくさせてもらってるからなぁ

北斗：・・なんでそうやって嘘つくの？なんで本当のこと言ってくれないの？そんなに俺が頼りない？

A：・・そんなんじゃ

北斗：じゃあ、なんで？

A：・・北斗は自分がなんで男の子なんだろうって思ったことある？

北斗：・・っ

A：女の子になりたいって思ったことある？・・私は毎月・・ううん、毎日思ってる。男の子だったらこのターンかっこよく決めれるんだろうな・・男の子だったらこんなところでバテたりしないんだろうなって。そんなこと考えても仕方がないことだから、今できる全てのことを使ってカバーするしかないって分かってる。だから

北斗：無茶してもいいって？

A：・・無茶じゃない

北斗：A、もう隠さないでよ。俺にはAの気持ちちゃんと教えてよ。Aが今まで俺の気持ちを汲み取って助けてくれたみたいに、俺だってAのこと分かりたい。

A：・・・北斗

北斗：心配なんだよ・・みんなAのこと、心配してるんだよ

A：・・毎日練習してる

北斗：なんの？

A：・・ダンスと歌

北斗：毎日って・・レッスンの時ってこと？

A：・・毎日残って

北斗：え・・でも、仕事して一緒に帰ってる

A：・・また戻ってるの事務所に

北斗：・・いつまで

A：最後の人が事務所を出るまで

北斗：そんなっ・・だって深夜・・

A：それぐらいしないとみんなに追いつけない・・認めてもらえない

北斗：そんなこと？！

マネ：Aさん、撮影時間です！

A：あ、今すぐ行きます！・・このことは内緒だからね

何か言いたそうな北斗を残して、私は駆け足でこの場を去った

A：鈴さん・・また薬を変更しなきゃいけないかもです

マネ：またですか？！絶対に飲みすぎです！

A：だって

マネ：一度、病院に行きませんか？

A：迷惑かけたくないから大丈夫です

マネ：そんな・・それにもう薬でって効くものがあるかどうか

A：試していないもの全部お願いします

マネ：そんなことしたら体がおかしくなってしまいます！

A：・・いっそのこと男の子になろうかな

マネ：・・Aさん？

A：・・っ？！・・さ、撮影行ってきます！

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