紫の原石はSixTONESの紅一点1

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北斗：Aちゃん、ずっと笑顔で本音ひた隠しにしてきたでしょ？その笑顔も取り繕ったものだったし。俺とか京本君とかと話してる時は、だいぶ素に戻ってきたかなって思ってたんだけど、俺たちを無視し始めてからは、また前に戻っちゃってるし。なんでかなぁって考えてたら、誰か知らねえけど変な噂流してる奴がいるし？

わざと語尾の声を大きくして周りに聞かせた

北斗：俺らがそんな理由でAちゃんと話してるって本当に思った？

A：・・・分からなくて・・・

北斗：うん

A：なんで、みんなが私なんかに話しかけてくれるのか分からなくて・・。女だし、試験だって受けずに入所しちゃって、目障りの対象になるってことも分かってました。実際、そうだったし・・。だから、なんで話しかけてくれるんだろう？なんで輪に入れてくれるんだろう？って考えてるところに、私をまわす予定なんだろうって言われたら妙に納得しちゃって・・そんなわけないって信じたかったけど・・でももうわけわかんなくて・・

北斗：そっか、もっと早くに気づいてあげればよかったね

A：松村君は何も！

北斗：あのね、Aちゃんと俺って同期なんだよ？知ってた？

A：えっ？

北斗：同期にさ、ジャニーズ初の女の子で、歌が上手くて演技にも惹きつけられる人がいるって凄くない？そんな人と話してみたい、仲良くしたいって思うのはおかしなこと？

A：・・

北斗：それに、俺だけじゃないよ？Aちゃんと本当に仲良くなりたいって思ってる人。思い出してみてよ、無視されるって分かってても声かけてくれたり、ずっとみててくれた人たちがいるでしょ？

・・そうだ・・松村君を含めた6人が・・

A：わ、私・・酷いことをしました・・

北斗：大丈夫、謝ればすぐに許してくれるよ

A：でも・・避けたのは私からで・・

北斗：周り見てみなよ。心配そうにずっとこっちみてるし。なんなら、田中君とか森本君なんて、今すぐにでも駆け寄ってきそうw

ジェシー：大丈夫？北斗に泣かされてない？

樹：泣いてても可愛いって何事？！

A：ごめんなさい！みんなのこと信じれなくて、噂に流されて傷つけました。最低だって分かってます。けど、もし許してもらえるなら・・お話ししたいです・・

大我：これからは自分の本音で話すこと。嫌なことがあったら誰にでもいいからいうこと。あと、私なんかって言わないこと。できる？

高地：そんなに自分を否定しないであげてよ、ね？

A：はい

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