紫の原石はSixTONESの紅一点1

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A：おはようございます

ジュニア：・・・

A：・・・今日も完全に無視か

？：ねえ

A：・・

？：ねえってば

A：・・私ですか？

？：そう、君

A：何か・・

？：昨日、ドラマ出てたよね？

身構えた私に話しかけてきた内容が昨日のドラマの話だった

A：あ、はい・・ちょっとだけの役でしたけれど

？：少ししか登場していないのに、すごく引き込まれた。凄いねw

・・・私、褒められてるの？なんで急に？

？：俳優とか演じることに興味があって、この事務所に入ったんだ。だから、いろんなドラマ見てるんだけど、昨日の君を見て思わず声かけちゃった。

A：あ、ありがとうございます

？：俺、松村北斗。よろしく

A：私は・・・

北斗：音川Aちゃんでしょ？

A：はい、よろしくお願いします。

この日を境に数人が私に話しかけてくるようになった。運命の巡り合わせなのか、この先ずっと一緒に支え続けていく彼ら、ジェシー、京本大我、森本慎太郎、田中樹、高地優吾、そして松村北斗、この6人は特にだった。まあ、このころの私は、今こんなことになってるなんて計り知れないんだけどねw

A：私に話しかけてくれた時が、会ったの初めてですか？

北斗：そうだよ？俺、隣の練習室だったの。最近シャッフルされたの知らなかった？

A：全く・・・

どうりで前から見なかったこの人たちがいると思った

ジェシー：おはよう、北斗、Aちゃん！

北斗・A：おはようございます！

大我：そんな隅に座ってないで、こっちにおいでよw

北斗：はい！Aちゃん、行こ！

A：は、はい！

なんで私なんかに話しかけるんだろう？何もいいことなんてないのに・・けど、久しぶりに楽しいな

今まで事務所に入って厳しい待遇を受けてきた私にとって気持ちが軽くなる時間だった。ただ、現実は甘くなかった

ジュニア：お前

A：はい

いつもと同じように誰かが話しかけてくれたんだ。そんな甘い考えを持っていた私が悪かった

ジュニア：どうやって京本君とか森本君と仲良くなったわけ？

A：え？

あの頃、大我や慎太郎はジュニアの中でも人気があった

ジュニア：他にも先輩とかさ・・・・なに、寝たの？

A：そんなことしてない！

ジュニア：あれじゃね？6人で、この女まわすつもりとかw

ジュニア：ありえそうw

まわす・・私を？・・だから私に近づいた？

ジュニア：おい、そろそろくるぞ

ジュニア：じゃ、せいぜい頑張れよビッチ

A：・・・

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