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@100 ページ2

着いたのはあの謎の塔だった


わたあめとわたがしがハイになって前に進んだ


『まっ、まってよ……!』


慌てて後ろをおいかける


曲がり角を曲がろうとしたら声が聞こえた


シジマ「七番様、もしかしてずっとここにいるつもりですかぁ?」


花子「………そんなわけないだろ。この世界が完成したら俺は出ていく」


……え?


あまねだけ、この世界から消えるってこと?


花子「君の能力はヤシロを保護しておくのに都合がいいからね。利用させてもらってるだけ。
それよりさっさと仕上げてくれない?この絵空事の世界をさ」


シジマ「………はぁーい、ご注文承りましたぁ」


なぜだか四番から冷たい雰囲気を感じた


四番が来る気配がしたので急いで物陰に隠れる


そっとわたあめを四番について行かせた


四番が完全に見えなくなってから曲がり角を曲がる


あまねは暇そうに空を見ている


ちょっと迷った


声をかけようかと。でもまた傷つくのが怖かった


だからだと思う


足ががくがくに震えて、よろけて、塔の上から落ちてしまったのは


気付いた時には空を切る感覚だけ


まただ。今度こそ助からないなって思った


でも、今回も違った


花子「…なにしてんの」


『……あまね…』


腰からささえられてた


力づくで塔の上にあげられる


あげられても尚、わたしはあまねの腕の中にいた


『ごめん…わたし…』


あまねの距離が近い。落ち着かない


花子「なんなの。シラベさん…」


『…ごめん。でも…』


花子「なに。こんなところまで来てさ、一般人がくるとこじゃないよ。まだ見過ごしてあげるから早くみんなのとこ帰りな」


『そうじゃなくて…』


花子「だいたいシラベさんて何者なの?なんでそんなに事情詳しいわけ?あ、みんなにはこのこといっちゃだめだからね?」


『あまね…』


花子「まあいったところで信じてもらえないだろうけど。」


…言うしかない


『いい加減黙って聞いてくれない?』


花子「は…?」


ちょっと怒ったようなあまねに向けてわたしは口を開いた

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設定タグ:地縛少年花子くん , 花子くん , 柚木普   
作品ジャンル:恋愛
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咲楽 - ヤバイこれ読んでると顔がニヤける 更新頑張って下さい!応援してます! (2022年1月8日 1時) (レス) @page27 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご紅茶(プロフ) - すごい面白いです!読んでる時顔にやけます…w好きです!頑張って下さい! (2020年9月11日 13時) (レス) id: 4935a83b89 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 面白すぎます!源最新楽しみにしてます!!もしよかったら兄との絡みが見たいです (2020年4月23日 1時) (レス) id: 0bf5c2ae4b (このIDを非表示/違反報告)
- あの……貴方様は神ですか? (2020年4月5日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
もっけちゃん(プロフ) - 最初の、生徒会長と花子くんの絡みのところからもう面白いです!更新楽しみにしてます! (2020年3月20日 23時) (レス) id: 5bc881e2a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しらき | 作成日時:2019年8月27日 15時

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