【土方歳三】山南妹、京を奔走中！？

第二十二 ページ22

ー子の刻ー
(今で言う午前0時)



総司「A、戻ってこないなぁ…」


原田「総司」


総司「ん？」


原田「夜食だ。食うか？」


総司「ありがと、いただきます」


原田「どうやら釣れねぇみたいだな」


総司「ご覧の有様だよ。退屈」


原田「話し相手にでもなってやろうか？」


総司「左之さん暇なの？」


原田「そっくりそのままお前に返すぜ」


総司「僕は今日非番だしね〜」


原田「巡察は終わってるし、今日はもう

仕事はねぇさ」


総司「へぇ…」



ﾄﾀｯﾄﾀｯﾄﾀｯ


総司「…どうやら釣れたみたいだね」


ｽｯ


総司「Aの部屋になんの用かな」



原田「Aに用があるわけじゃねぇだろ」



総司「それ持ってる時点で

君が犯人なのは確定だね。

さぁ、どう弁解するの？




桜木紅ちゃん？」



紅「お、沖田さんに原田さん…!?

ど、どうして…！」



総司「昨日、君がAの部屋に入ったの

見てたんだよねぇ」



紅「うそ…あの時居たなんて…」



総司「嘘だよ？」



紅「えっ…」


総司「確定だね」ﾆﾔｯ


原田「(こっわ…)」



紅「ち、違います…！私はAさんに

墨を持ってくるように言われて…！」



総司「君、何言ってるの？」



紅「えっ…」


総司「ここ最近Aはずっと

留守にしてる。君と話す時間なんて

到底ないんだよ！」


原田「お前知らなかっただろうが、

今日、総司はずっとAの部屋に居た

Aが帰ってくればわかるんだよ」



総司「それに、Aは筆なんて

持ってないし、使うこともない」


紅「そ、そんな…」

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ラッキー薄桜鬼！

総司の刀

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