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第十八 ページ18

丑の刻



タッタッタッ


山崎「A、こっちだ」



貴方「烝くん。副長失礼します」



土方「あぁ、入れ」



スッ



貴方「副長、いったい何を…」



土方「お前に色々教えとこうと思ってな」



貴方「…?」


土方「これまで島田と山崎に付かせて

わかったことだ」



貴方「…いったい…」



山崎「古高は福岡藩黒田家御用達の

枡屋を継ぎ、枡屋喜右衛門を名乗り

長州間者の大元締として諸大名や

公家の屋敷に出入りし情報活動と

武器調達にあたっています」



土方「さっさと取り締まらないとならねぇ


それにはお前の協力が必要だ。頼む」



貴方「えぇ、もちろんです」



山崎「明日から、よろしく頼む」


貴方「ずっと古高に着いてるんです?」



島田「えぇ、基本的に」



貴方「なるほど…承知しました」




ー古高に着いて数週間後ー


貴方「今日も動きなしか…


いつ捕縛するんだろ…」



ガラッ…(自室の襖を開ける)



貴方「えっ…」



部屋は墨で汚され、和紙が散らばっている


物も散らばり、荒れている




貴方「物取りでも入ったか…?


いや盗まれるような物は何も…」




その時文机の上にある和紙に

文字が書いてあるのを見つけた



【 これ以上幹部隊士に近付くな 】



貴方「私…何かした…?」



クシャッ…



貴方「せっかく部屋を用意して貰ったのに…

片さないと…」



ストッ


?「A、入るよ」



貴方「まっ…!!だめ総司…!」



総司「え?」


スッ



貴方「っ…。」


総司「え…なにこれ…

Aがやるわけ…ないよね

物を大事にするAが」



貴方「まぁ…ね」



総司「それに今帰ってきたばっかでしょ

山崎くん達に確認すればわかる」



貴方「土方さん達には黙ってて…」



総司「なんで?」



貴方「大事にするだけ無駄だよ

それに、私には近づかない方が良い」


パシッ



総司「待ちなよ…何言ってんの…」



貴方「これ以上関わったら

総司に被害が行く」



総司「別にそれくらい気にしないよ

僕はAを1人にするなんて

そっちの方が辛いし、無視なんて到底無理」





そうして、私と総司には

2人だけの秘密ができた

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  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキー薄桜鬼!

総司の刀


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紫蝶桜 - 薄桜月若菜さん» マジですか!ありがとうごさいます! (2018年8月14日 16時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
薄桜月若菜(プロフ) - この小説、面白いです!更新楽しみにします!頑張ってください! (2018年8月7日 20時) (レス) id: e64581d85c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫蝶桜、林香蓮 x他1人 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2016年7月16日 15時

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