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「主…本当に大丈夫か？」
『うん、痛くもないし、よしっ、行こう獅子王』
昨日の三日月のように厚手の布に包み、武士が両手を空けるために使っていたような
常に白山吉光から邪気が刺さるように流れ出ていたけれど、私が彼に認めてもらう為にはここを踏ん張らないといけないと感じていた。
・
「あぁ居たいた！A！任務だって」
寮の部屋から出て高専を散歩していると自称グレートティーチャーに呼び止められた。彼が手にしている紙切れに私宛の任務内容が書かれているらしい。
『こ、これは…』
「ん？…」
「…胸糞悪いのが回ってきたね。大丈夫？」
───────指定呪詛師の抹殺を命じる。
人を殺せということなのだろう。紙を握りしめて少しだけ時間が止まったかのように、動くことができなかった。
これまでも歴史を守るという大義のために少々の犠牲にも目を瞑ってきた。やはり私の手は人から見ても薄汚れているんだろう。
遂にこういうのが来たか、という感想だ。
居候の身分だから断ることは許されないだろうし、あの上層部だから何か言われるのは目に見えてる。
『はい、必ず遂行します。獅子王』
「あ、あぁ。じゃあなアンタ！」
少し機械的にそう口を開いた審神者を不思議そうに見つめた五条だったが、彼女は早歩きでその場を去って行った。
・
「あれってAさん？どこ行くって？先生」
「任務だよ。悠二」
「あの袋なにかしら」
見送った彼女の背中にある袋を不思議に見つめる釘崎。
彼女も、周りにいる虎杖や伏黒も審神者の背中にある異様な雰囲気を感じ取ったようだった。
そんな生徒たちに五条は”僕等にどうこうできる物じゃないからね”と釘を刺して教室へと促した。
「あ！そうそう恵は午後任務ね」
「…はぁ。わかりました」
「伏黒、慣れたら負けよ」
「もう慣れた。」
深いため息とともに吐き出される空気は物悲し気に辺りを漂う。
そんな哀愁を漂わせている伏黒の肩を虎杖と釘崎が優しく叩いて慰めた。
「え？僕のせい？」
「アンタのせいですよ」
辛辣な生徒の物言いに泣き真似を披露する五条だったが、”泣きたいのはこっちですよ”と一喝され撃沈した。
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さんふね(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラウィッチさんコメント有難うございます！今の所オチは決めてません。。オチを作る予定が無かったもので…五条さんコールが強ければそのようなお話になるかと思います(´▽`)これからもどうぞ宜しくお願いします (2021年7月13日 20時) (
レス) id: d691bf6e97 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年7月12日 0時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
さんふね(プロフ) - 皐月さん» 皐月さんコメント有難う御座います！更新速度が落ちているこの作品ですがそのように言って頂けて有り難いです。これからもどうぞ宜しくお願いします (2021年4月23日 16時) (レス) id: d691bf6e97 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - 私の中で「どなたか書いてくださらないかなぁ」と、ムラムラ(笑)してた呪術廻戦と刀剣乱舞のクロスオーバー。神作品を書いてくださり、本当にありがとうございます！御無理はなさらず、更新頑張って頂けたらこれ幸いです^ - ^ (2021年4月14日 22時) (レス) id: d0dd666c8e (このIDを非表示/違反報告)
さんふね(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» コメント有難う御座います！とっても嬉しいです！！有難う御座います！(大声)今後とも宜しくです (2021年1月27日 23時) (レス) id: d691bf6e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんふね | 作成日時：2021年1月24日 21時
