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「昔を思い出しましたか‥？」
『…ちょっと、ね。』
「主は寒いのもひもじいのも…独りも嫌だ嫌だと言っていたな」
心配そうに顔を覗き込んでくる小狐丸。
対して、恥ずかしい思い出を掘り起こす鶯丸を睨みつける。
そんな覚えていなくても不思議じゃない頃の話を引っぱりだされてもなんかムカつくし、恥ずかしいしやめて欲しい。
「主、この時代の甘味屋に行ってみないか？」
『三日月がそんなこと言うなんて珍しいね』
「それなら僕が案内しようか？」
音も無く現れたのは五条さん。最近見ないと思っていたら急に出現する。この人の業務内容はどうなってるんだか。
「任務続きで行けてないし…A達も行きたいでしょ？美味しいとこ教えてあげるよ」
これは断れないやつ…？
にこやかに話し続ける五条さんの申し出を断るのはなんだか可哀想に思ってしまって、上機嫌なおじじ達とともに五条さんの案内を受けた。
・
『すごいお店ですね…。』
高層ビルが立ち並ぶ都内の一角で、高級レストランを紹介する五条さん。いくら稼いでいると言っても流石に引いた。
なんの躊躇いもなく黒服目隠しの状態のまま店のドアを押し開く。店員も"五条様いらっしゃいませ"といって酷く
一応現代風の衣服に着替えていた三日月達を連れて、外が良く見える窓側の席に座った。
これは────人がゴミのようだ。
別に巫山戯ている訳ではなく、そう思っても不思議ではない程の高さに居るのだと感じた。
私達が窓の外を眺めて感嘆の声を上げているうちに五条さんはスマートに注文を済ませていたらしい。
ニンマリ上がった口角が私達を見つめていた。
若干寒気がしたのは黙っておこう。
・
運ばれてきたケーキセットを頬張る彼女を視界に入れてなんとなく心が休まる気がした。
別にこの子に惚れてるとかじゃない…
モルモットみたいに頬に詰め込む姿が可笑しくて空気が漏れる。
周りの刀剣男士は何か言いたげだが気にしない。
───────────────
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──────
あの時笑ってくれた彼女は…今いない。
何故、何処で間違えたのだろう。
何がいけなかったのだろうか。
何処に消えてしまったのかわからない彼女の影を僕はまだ高専で探し続けている。
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さんふね(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラウィッチさんコメント有難うございます！今の所オチは決めてません。。オチを作る予定が無かったもので…五条さんコールが強ければそのようなお話になるかと思います(´▽`)これからもどうぞ宜しくお願いします (2021年7月13日 20時) (
レス) id: d691bf6e97 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年7月12日 0時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
さんふね(プロフ) - 皐月さん» 皐月さんコメント有難う御座います！更新速度が落ちているこの作品ですがそのように言って頂けて有り難いです。これからもどうぞ宜しくお願いします (2021年4月23日 16時) (レス) id: d691bf6e97 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - 私の中で「どなたか書いてくださらないかなぁ」と、ムラムラ(笑)してた呪術廻戦と刀剣乱舞のクロスオーバー。神作品を書いてくださり、本当にありがとうございます！御無理はなさらず、更新頑張って頂けたらこれ幸いです^ - ^ (2021年4月14日 22時) (レス) id: d0dd666c8e (このIDを非表示/違反報告)
さんふね(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» コメント有難う御座います！とっても嬉しいです！！有難う御座います！(大声)今後とも宜しくです (2021年1月27日 23時) (レス) id: d691bf6e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんふね | 作成日時：2021年1月24日 21時
