悪因悪果 ページ40
ルール違反など咎められなければルール違反ではない。
そんな暴論でこの戦いを制しようとした三成たちに天罰が下る。
危機が示す場所へ向かうと、そこで彼らは目を疑った。
なんと目の前にあるのはゴミ箱だけ。
「え？まさか慶次さんゴミ箱に捨てた？いや、いやいやいや、あの人がそんなことするはずが」
「しかし示された場所は紛うことなきこの場所よ」
他にも鍵が隠せそうな場所が無いか見渡してみるが、ただ夕日が差し込む廊下が広がっているだけで、ゴミ箱以外に隠せそうな場所は見当たらない。
探すしかないのか。ゴミ箱の中を。
三成たちが覚悟を決めようとした時、「お前たち、ゴミ箱の前で何をしている」と声が飛んできた。
三成たちを怪しげに見ていたのは校舎内を彷徨っていたかすがと直虎だ。
「い、いやぁ……これにはなんつーか、深い訳があって……」
「怪しい。三人そこに座れ！男のくせにゴミ箱を漁ろうとするなど学園の風紀が乱れる！」
「全くだ。どうせよからぬことでも考えていたんだろう」
「だから違うってば！ほら、三成様と刑部さんもなんか言ってくださいよ！」
「おい、Aは貴様らと一緒では無いのか」
「今それ聞きます三成様！？」
「A殿？A殿ならさっき風魔を追いかけた姫巫女殿を追いかけて……」
「風魔……？男……？殺すッ……！」
直虎が何気に呟いた言葉から三成の思考が単純化してしまう。
縄張りを荒らされた獣のように狂暴化して当然のようにAを探しに行こうとすると、左近や吉継から止められた。
「三成様どーどー！今は鍵を探すのが先っスよ！」
「左近の言う通り。まずは賢人の命令を完遂すべきであろう」
「貴様らはAがどうなってもいいと言うのか！」
「ええい、束縛短気男め！貴様がそうだからA殿も半ば諦め切っているのだ！恥を知れ！」
「ふん、貴様などには到底分かるまい。これは私がAへ捧げる最大の愛情表現だ！」
「……あの、お取り込み中失礼します」
会話にひょっこりと現れたのは先程想い人である『宵闇の羽の方』こと風魔小太郎を追いかけていた鶴姫だ。
「直虎ちゃんも三成さんももう少し声を抑えめで……向こうの廊下まで響いていたのでさっきからAちゃんが恥ずかしくて登場出来ないみたいなんです……」
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三楓(プロフ) - 紫月姫さん» コメントありがとうございます！色々重なってバタバタしていましたが最近はだいぶ落ち着いてきました。以前の更新形態に戻れるよう少しづつではありますが精進します(*´∀｀*) (2020年7月6日 14時) (
レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» ありがとうございますm(__)m無理しない程度に頑張ります！ (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
紫月姫(プロフ) - お知らせ&このコメ見ました。お悔やみ申し上げます。無理せず落ち着いてからで構いませんよ？(*^^*)その間に色んな三成さまを拝みに行ってきます！変なコメントで失礼致しました！ (2020年7月3日 21時) (レス) id: 9da1b7754e (このIDを非表示/違反報告)
シナシグ(プロフ) - 三楓さん» そうだったのですね...お悔やみ申し上げます。気落ちすると色々マイナスに考えがちになってしまうので無理せず自分の好きな事をしたりしてリフレッシュしながら頑張って下さい！一読者ですが応援してます！(っ`･ω･´)っﾌﾚｰﾌﾚｰ!!! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 63a06f166a (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» コメントありがとうございます！実は最近身内の不幸がありまして慌ただしくしておりました。ようやく少し落ち着き、これから心の整理のためにも物語を書きたいと思います(*´∀｀*) (2020年7月1日 3時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三楓 | 作成日時：2020年5月21日 0時
