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漢たちの仁義2 ページ37

「Ah?また難癖付けに来たのか石田」


政宗は面倒くさそうな顔をして三成を挑発する。
三成もまた、生徒会に盾突く政宗たちを快くは思っていなかった。


「そんな事言われてもねぇ、これも生徒会(うち)の仕事なんっスよ」


三成と共に訪れていた左近と吉継も野球部とサッカー部に対峙していた。


「出来れば穏便に済ませたいなーなんてね」

「先に水を差したのはそちらでござろう。某たちは正々堂々とグラウンドを巡って勝負を」

「だーかーらー、それに苦情が来てるんだってば!」

「刑部、読み上げろ」


三成に言われ、吉継は苦情がまとめられた紙を取り出して読み上げた。


「『野球部、サッカー部の声が騒がしく我の完璧な演奏が霞む』『無駄に暑苦しい』『いっそ全員ザビー教に入信するべき』」

「最後のものは某たち全く関係ないでござろう!」

「Ha!何を言っても無駄だぜ真田幸村。こいつらはどうあっても俺らを抑えつけたいようだからな」


一方的な申し入れに納得がいかない政宗は、バットの先を三成たちに向け、不敵な笑みを浮かべた。


「従わせたいなら力づくでやってみろよ、生徒会」

「なんだと?」


再び挑発された三成ははらわたが煮えくり返るような怒りを覚えた。

大人しく生徒会に従わない奴ら。
こうしてまた無駄に時間を取られ、Aとの放課後の時間が減っていくのである。


「あちゃー……三成様完全に怒ってますね。刑部さん」

「……今のうちにAへ連絡しておくが吉か。いや、それは三成にとっては逆効果か?」

「後ろでこそこそ何話してやがる。俺たちの勝負を受けるのか?それとも尻尾巻いて逃げるか?」


煽る政宗に対し、三成は深く溜息を吐いてから彼に歩み寄る。


「秀吉様の生徒会を侮辱した罪、そしてAを待たせる罪悪感を私に植え付けた罪……万死に値する!その身をもって償え!」

「Don't be silly!後半の言い訳に私情挟むんじゃねぇ!」

「は、は、は、破廉恥でござる!」

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三楓(プロフ) - 紫月姫さん» コメントありがとうございます!色々重なってバタバタしていましたが最近はだいぶ落ち着いてきました。以前の更新形態に戻れるよう少しづつではありますが精進します(*´∀`*) (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» ありがとうございますm(__)m無理しない程度に頑張ります! (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
紫月姫(プロフ) - お知らせ&このコメ見ました。お悔やみ申し上げます。無理せず落ち着いてからで構いませんよ?(*^^*)その間に色んな三成さまを拝みに行ってきます!変なコメントで失礼致しました! (2020年7月3日 21時) (レス) id: 9da1b7754e (このIDを非表示/違反報告)
シナシグ(プロフ) - 三楓さん» そうだったのですね...お悔やみ申し上げます。気落ちすると色々マイナスに考えがちになってしまうので無理せず自分の好きな事をしたりしてリフレッシュしながら頑張って下さい!一読者ですが応援してます!(っ`・ω・´)っフレーフレー!!! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 63a06f166a (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» コメントありがとうございます!実は最近身内の不幸がありまして慌ただしくしておりました。ようやく少し落ち着き、これから心の整理のためにも物語を書きたいと思います(*´∀`*) (2020年7月1日 3時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三楓 | 作成日時:2020年5月21日 0時

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