日直って大変 ページ2
私立BASARA学園。
一年生としてこの学校に通うAはクラスメイトである島左近の補習監督を渋々行っていた。
彼女がどうして補習監督をやっているのか。
それは単にAが今日の日直だからである。
「忙しいからって何もクラスメイトの補習監督をクラスメイトにやらせる先生はどうかと思うんだよね。『お前はどうせ暇だろう』って、いや確かに暇だけどさ」
なんて。
目の前で補習をする左近に愚痴りながらAはスマホ画面を眺めている。
「終わったー！」
左近は両腕を高く上げ、後ろの席にいたAに話しかけた。
ちなみにAの机でやるなと三成から怒られたため、実質自らの力で補習をやり遂げたのである。
「いやー、なんかごめんなA。お詫びになんか奢るぜ」
「じゃ、ライスカツサンドで」
「それ食堂で一日十個しか販売されない超激レアなやつじゃんか！奢る以前に買えねぇよ！」
「四時間目抜け出して買いに行った先輩いるみたいだよ。まあ大体野球部とサッカー部の先輩なんだけどね」
「無理無理。コンビニのアイスで我慢し＿＿」
「おい」
二人が話していると、先程ジュースを買いに教室を出て行ったはずの三成がいつの間にかAの隣の席に座っていた。
彼は中央に寄った白銀の髪から左近を睨んでいる。
「み、三成様！いつからそこに！？」
「いくら貴様であろうと長時間Aと二人きりにするわけがないだろう」
「あ、ハイ」
「それはそうと左近」
三成はゆらりと立ち上がり、座っている左近を見下ろした。
その目は猛獣のように鋭く恐ろしい。
「貴様のせいでAと共に下校する貴重な時間を大幅に削られた。どう責任取るつもりだ」
「俺のせい！？……あ、俺のせいか！」
「挙句の果てにはAとコンビニへ行くだと？貴様、どれだけ私とAの時間を」
「よぉーし、左近の補習終わったんで帰りますか！」
三成の言葉を遮ったAは、何食わぬ顔でバッグを肩にかける。
「そう左近に八つ当たりしないで。今日はゆっくり帰ればいいじゃん」
「……貴様がそういうのであれば」
メッセージ200件とか迷惑メールか→←「彼氏」と書いて「暴君」と読む
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三楓(プロフ) - 紫月姫さん» コメントありがとうございます！色々重なってバタバタしていましたが最近はだいぶ落ち着いてきました。以前の更新形態に戻れるよう少しづつではありますが精進します(*´∀｀*) (2020年7月6日 14時) (
レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» ありがとうございますm(__)m無理しない程度に頑張ります！ (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
紫月姫(プロフ) - お知らせ&このコメ見ました。お悔やみ申し上げます。無理せず落ち着いてからで構いませんよ？(*^^*)その間に色んな三成さまを拝みに行ってきます！変なコメントで失礼致しました！ (2020年7月3日 21時) (レス) id: 9da1b7754e (このIDを非表示/違反報告)
シナシグ(プロフ) - 三楓さん» そうだったのですね...お悔やみ申し上げます。気落ちすると色々マイナスに考えがちになってしまうので無理せず自分の好きな事をしたりしてリフレッシュしながら頑張って下さい！一読者ですが応援してます！(っ`･ω･´)っﾌﾚｰﾌﾚｰ!!! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 63a06f166a (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» コメントありがとうございます！実は最近身内の不幸がありまして慌ただしくしておりました。ようやく少し落ち着き、これから心の整理のためにも物語を書きたいと思います(*´∀｀*) (2020年7月1日 3時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三楓 | 作成日時：2020年5月21日 0時
