雪男の七星 SECOND【紅一点】 (ページ23)

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☆

『次は〜。……え、待って？嘘でしょ？やばい！時間が無い！滝沢くんに怒られる！』

【滝沢くんに怒られる。笑】

【やっぱり時間は決められてるんだ】

【えー、やだ！寂しい！】

『でも、みんな他のメンバーも聞きたいよね？そもそも、こんな短い時間で全員にかけるのが無理だったんだ！』

画面に流れる、ファンのみんなの残念がる声。

『うーん、分かった！明日もやる！明日もやるから！あ、こんなん勝手に決めたら怒られるのかな？まぁ、いいや！明日もやります！残りのメンバーは明日かけるから待っといてね！最後バタバタしてごめん！本当にみんなありがとう！以上、Snow Manの松村七星でした！また明日！バイバーイ！』

【最後のバタバタ加減が自担らしすぎて笑った！】

【勝手に明日もやるって決めてたけど、今頃タッキーに怒られてるのかな？笑】

【楽しかった〜！】

初めてのインスタライブは無事に終わったけど、勝手に明日もやるって決めちゃった。

案の定、放送終了後すぐ滝沢くんからかかってきた電話におそるおそる出る。

『お疲れ様です。松村七星です』

《知ってるよ！それよりお前〜！》

『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい！』

《別に怒ってないよ。明日もやるんでしょ？》

『え、怒ってないんですか！？』

《ファンに自分だけじゃなくて、メンバーの元気な声を聞かせたかったんでしょ？分かってる》

『……はい。』

《でも、明日はもう少し丈の長い部屋着を着なさいね？ハーフパンツ短すぎ》

『ふふ、滝沢くんお父さんみたいですね！？分かりました！ありがとうございます！おやすみなさい！』

《おやすみ》

無事に滝沢くんの許可も降りたし、明日のインスタライブも楽しみだなと思いながら上着を羽織って生姜焼き弁当を求めて家を出た。