Moonstone キミはキミだよ～初恋と宝石～Ⅱ2章 (ページ3)

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パパが名前を呼んでくれた② ページ3

昼間風花side

＜貴弘病室＞

　貴弘『やあ紗菜来てくれたんだね？紗菜その男の子は誰だい？』

　南田《なんて……答えればいいの？》

　リョウ『風花ちゃん!』

　貴弘『風花ちゃん？』

( 神高センパイ？!)

　リョウ『風花ちゃんのお父さん初めまして｡僕は、神高涼汰です｡風花ちゃんの１つ上で生徒会でお世話になってます｡お父さんが入院してるって話し聞いて、迷惑かなは？と思ったんですけど、一緒に来てしまいました』

　貴弘『風花……ちゃん……』

　リョウ『風花ちゃんは風花ちゃんですよ？』

　英斗『攻めたなぁ｡でも……当たり前、風花ちゃんは風花ちゃんなのに……俺は……なんも出来なかった』

　ゆな『(俺呼び)……英斗さんはずっと、あたし風花ちゃんの心の支えでしたよ｡貴弘さんに対しても誠実に向き合ってまた｡間違ってなんかなかったですよ』

　英斗『……サンキュ……』

　風花『あ､あの貴弘さん？あの……』

　神高センパイはそうでしょ？って顔

　英斗さんとゆなちゃんは

　ウンって頷いて……

　貴弘さんは私をジッと見て？ ……

　あ､貴弘さんの瞳がいつもの虚ろな瞳に､光が……

　貴弘『風花？家に一人ぼっちにしてゴメンな』

　貴……パ.パ……が風花って私を私と呼んでくれた？

　風花『大丈夫……です……伯母さまの……家、ママの方の……お世話に……』

　貴弘『そっ……か英斗くん？アレ？』

　パパが……混乱してて……英斗さんがパパに……

　英斗『貴弘さん？叔父さん？先生呼びますね？』

　英斗さんは……

　いつもパパの病室にいる人……

　英斗『実代さん、貴弘さん暫くは混乱するだろうから頼みますね？』

　英斗さん……実代さん……看護師に……パパとママと何か関係ある人……

　に……先生呼ぶように言って……

　Drが来てパパに……

　Dr『咲良さん大丈夫ですか？鎮静剤打ちますね？』

　って

　リョウ『風花ちゃん？今まで頑張ったね！』

　神高センパイ？微かな声しか聴こえないよ？

　視界が揺らいでる……

　リョウ.英斗.ゆな『風花ちゃん？風花ちゃん!』

　視界が……あぁ深い闇に落ちてく……