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「Aさん、その方は一体?」
「ん?杏寿郎のこと?
あ、えーっと、私の師範兼、恋人、かな?」
珍しく照れるAの口から出た恋人と言う言葉に、真希達は、ひゅー、と面白がるが、ある人物は震えていた。
「僕は認めてないからね?
Aに恋人なんて認めないよ?」
悟は壊れた人形の様に、同じ事を繰り返し呟いていた。
「相変わらず、Aのこととなるとキャラ変わるなアイツ」
真希が可笑しそうにお腹を抱えながら笑うと、杏寿郎以外の皆もつられて笑う。
「認められないのは困るな!
どうにか認めてもらえないだろうか!」
杏寿郎はいたって真面目に悟に問いかけると、真希は、コイツは強者だ、と苦笑いをしていた。
「ところでAはどこにいたんだ?」
「あー、えっと「学長、今日は遅いんで明日にしませんか」」
悟は、Aの言葉を遮り、はいはーい、かいさーん、と手を叩きながら生徒達と学長を寮の方へと誘導する。
「それじゃ、また明日ー!」
と悟はAと杏寿郎に触れ、飛ぶ。
残された四人とパンダは悟に振り回されるのはいつものことだが、はぁ、と溜息を吐いていた。
「あれ、そう言えばさっきAさん、あの方のこと師範って言ってませんでした?」
恋人、と言う言葉に気を取られ、聞き逃していたが、そう言えば言ってたかも、と皆騒めく。
Aの実力を嫌と言うほど知っており、その師範、と思うと皆背筋が凍った。
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AYATO(プロフ) - パスワードありがとうございます!! (2022年11月30日 18時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - AYATOさん» AYATOさん、初めまして。コメントありがとうございます!メッセージに送らせていただきましたので確認をお願いします! (2022年11月30日 17時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
AYATO(プロフ) - 初コメ失礼します! 煉獄さんのパスワード教えて欲しいです✨ とても面白かったです! (2022年11月30日 17時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 氷飴さん» いつも本当にありがとうございます!もう少しお待ち下さいねー!これからもよろしくお願いします! (2021年12月15日 22時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編!!!出すんですね!おめでとうございます!!!楽しみに待ってます!! (2021年12月15日 17時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2021年12月4日 9時