【イナオリ】月の歌姫は世界に行く

明日人呼び ページ40

『イナズマジャパン、新たに入ったのは吉良ヒロト！

灰崎と奇咲との３トップになります！』


そして試合が始まった瞬間、ヒロトが圧倒的な個人技で韓国の選手達を抜いた。


ヒ「おい！A！」


そう言って私よりずっと遠く離れたところに強烈なパワーとスピードが合わさったパスを出してきた


明「あんなの届かないよ！」


いや、普通に届く！


私はスピードを上げてヒロトのパスを受け取った。

『なんと！奇咲A！急にスピードを上げてパスを受け取ったぁ！』

実況さんがそう言うと同時に会場がわっと盛り上がった。


基「すごい…あんな簡単に…」


簡単にと言うか、ヒロトも届くって事分かってたんだと思うな…昔から一緒にサッカーやってたし。


そんなことを考えながら灰崎君にパスを出した。


ヒロトの方からブーイングのような文句が聞こえるが気にしない。


灰崎君は私からパスを受け取ると、ヒロトと同じように圧倒的な個人技を見せつけた


灰「こんなもんだぜ！」


そう言って上空に向けてヒロトにパスをした。

ヒロトはそれを受け取ってまたも個人技を見せつけると灰崎君にパスをした。


『ゴール前と言う聖城でもまさに神レベル！


悪魔レベルの個人技の応酬だぁ！』


あそこまでドヤ顔をする意味…


『ゴールという聖地を征服するのは神か！？悪魔か！？』


そうしてヒロトはシュートを決めようとしたが、そこにDFがタックルを仕掛けに行った


ヒロトは灰崎にパスを出すもソクにはじかれ、

そこに明日人さんが飛び上がりヘディングシュートを決めた。


普通ならここで喜ぶところだが灰崎君とヒロトは納得いかないらしく、明日人さんを睨んでいる


明「なんかまずいことしちゃた！？」


流石にあれでは可哀想だから私は明日人さんの元へ行って、言った


貴「ナイッシューです！明日人さん！」

そう言うと少し安心したような顔で言った


明「ありがとう、A。


あと、明日人でいいよ。呼びにくいでしょ、あとタメ口で！」

私は少し考えて言った。


貴「えっと、じゃあ…ナイッシュー！明日人」ニコッ


すると明日人は一瞬で顔を赤くして


明「あぁ、うん…」


と言って走って行った


私は不思議な気持ちでその後ろ姿を見ていた。



明「(あの、笑顔は反則/////////)」

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