【イナオリ】月の歌姫は世界に行く

試合開始 ページ31

ピーッ！


ホイッスルと同時に試合が始まった。

日本と韓国のFWが同時に走り出す。


韓国のペク・シウが日本陣地に走りこんできた。


吹『アイスグランド！』

吹雪さんはペクの動きを止めて氷浦さんにパスした。



私？私は今、FWから１歩も動いてないよ。


監督から言われたんだよね


ーー数分前ーー


趙「Aさ〜ん」


準備体操をしていると監督に呼ばれた。


貴「なんですか？監督？」


趙「Aさんにはある条件を達成するまでその場から動かないでほしいんです」

急に声のトーンを落として言った。


貴「条件とは？」


趙「Aさんには韓国の特徴をプレイで見つけてほしいんですよ〜


そして、その特徴を生かして貴方にはゲームメイクをしてほしい。」

なるほどねぇ…

すごいなこの監督。


選手の得意、不得意を上手く生かして指示をしている


貴「分かりました。お任せください」


趙「頼みましたよ〜。ホーホッホッホ」


監督は高笑いをしながら監督はベンチに戻って行った。


ーー現在ーー


韓国は攻撃的なプレーが特徴…パワーが強いのかな？


そう考えている間に氷浦さんに韓国の選手が突っ込んでいっていた


貴「っ！氷浦さん！」

だけど、氷浦さんはラフプレーを容易く避けた。


氷浦さんは勿論驚いている


貴「今の動きって…」


間違いない。無敵ヶ原富士丸の時の動きだ

ラフプレーを避ける癖が身についてしまった…？

だとしたら…！


貴「明日人さん！氷浦さん！木山さん！灰崎さん！不動さん！


それと私の６人で攻めてください！」

６人「「えぇっ！？/はぁ！？」

明「どういう事！？A！」


私は叫ぶように言った。


貴「無敵ヶ原富士丸。彼のお蔭でラフプレーを避ける癖が身についたんです！


だから、お使いを頼まれた６人で攻めれば！」


基「なるほど、韓国のラフプレーが避けれる！」

貴「はい！その通りです！」ニコッ


基「っ////」


明「よし、それでいこう！」


ーーベンチーー


趙「さ〜すがAさ〜ん。あっという間にこの試合の攻略をしてしまいましたね〜」


杏「もう…ですか？」


つ「すごい…試合が開始してから全く時間が経ってないのに…！」


趙「それが奇咲 Aさんなのですよ」


そう言って趙金運は怪しく笑った

洞察力→←１週間後…

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