開き直り0.5度「長いぷろろーぐ」 ページ2
この時代に生まれるってだけでこんな苦労する。
皆が皆混ざるためにキャピキャピと。
まぁ、そりゃぁ誰でも皆混ざろうと努力するでしょ
私なんかただでさえ頭物理的に飛び抜けて目立つっていうのに
努力しなかったら私はこの世界では生きられないの。
笑顔の練習を鏡の前で沢山した
校則違反のメイクだってみんながやるから…
あとは暗くちゃいけないから明るく！
そう。私は変わったの。
笑顔が出来るようになったの！
その代わり…てのかな喜怒哀楽の「哀」ができなくなったの
いややばいでしょって思うかもだけど、ね！
驚くくらいそれ程不便では無いの！写真とかでもやっと背景の一部になれたって感じ！
友達だって私が笑ってないと心配するってさ！
「その方がいいよ」
この言葉に私は救われた！理想像のなり方がわかったんだもの！おめでとう私！
〜〜〜〜〜〜〜
個性が怖い
異端が怖い
違和感が怖い
特徴が怖い
？「Aちゃんって個性的だよね」
怖い
？「Aちゃんは少し個性が…」
その目を向けないで
母「貴方…」
そんな目で見ないで
母「変よ」
お母さん…。
〜〜〜〜〜〜〜
お父さん、お母さん、私は努力したの！
だから今はこの世界にいなくても、
見守っていてね。
お母さん、私の事を異端って要らないって言ってたけど
今の私を見て今もおんなじ事が言えるかな？
だって私を認めてくれた人がこんなにいるのよ！
だけどね、なんだか体が重いの。
黒い何かが私の両肩を掴んだ。
「やめろ」
「これ以上自分を…」
「お願いだから頼ってくれよ…」
掴んでくる何かににんまりとした笑顔で
『やだ！』
伝えた。
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作者名：桜蘭 | 作成日時：2019年8月5日 14時
