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ーAsideー
『ちょっとトイレ』
あーだこーだ言い合っている人たちは放っておいて私は学秀を追いかけた。
『学秀』
「…！どうして君が本校舎に？理事長にでも呼ばれたのか？」
『違うよ。図書室で勉強会してるの』
「そうか」
『学秀っていつも眉間にしわ寄ってるよね』
学秀の眉間に指を当てて伸ばす。
「眉間に？気づかなかったな」
『色々抱えてそうだもんね学秀って』
「それは君もだろ」
学秀は少し笑ってまたすぐ真面目な顔に戻った。
「君に聞きたい事があったんだ」
声をひそめる学秀。
「E組は何か重大な秘密を隠し持っているな？」
ほぼ確信をついている声色。言い方。重大な秘密っていうのは多分タコ先生のこと。この前雛実に他言無用って言ってたし。
学秀はきっとE組が秘密を抱えていることはわかっているんだろう。だけどその内容はわからないといったところだろうか。
『重大な秘密…あ、あれ』
「言え」
『…実は、いや、やっぱり言えない！！』
私は両手で顔を覆う。
『無理だよ！私の口からはとても…言えるような内容じゃありません…///』
「手を組んでいる仲だろう」
『どうしても私の口から聞きたいの…？もぅ。浅野くんのス・ケ・ベ♡』
最後の部分だけボリュームを上げる。廊下を歩いていた人たちがものすごい勢いで振り返った。
学秀は顔を真っ赤にして口をパクパクさせる。
『ふはっwwじゃあねダーリン』
後頭部を掴み少し頭を下げさせおでこにキスをする。学秀の株価が大暴落しそうな誤魔化し方だったけどまぁいいや。赤面見れたし。
ダッシュで図書室に逃げ込む。
「どわっ！？」
『え？』
図書室から出てきた人にぶつかり倒される。男の人だ。クソ重い。
覆いかぶさるように倒れてきたやつをどかす暇もなく2人目3人目4人目と重なるように倒れてきた。
『ちょっと！重い！！』
足をバタバタさせると一番下の人の急所に当たってしまったらしくもがき苦しみ始めた。
ここで暴れられるとすごく気分が悪い。自分が倒れたことに衝撃を受けているのかなかなか立ち上がろうとしない五英傑の4人。
『どいてって！！』
手も足も下敷きになっていて身動きが取れない。
やっと立ち上がった4人はバタバタと、1人は急所を抑えながらバイキン◯ンのようなセリフを吐いて走っていった。
シワになってしまったブラウスを伸ばし、手の匂いを嗅ぐ。
男臭い……
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eye(プロフ) - 名倉さん» ありがとうございます！夢主ちゃんの複雑な感情が伝わってよかったです。更新頑張ります！ (2019年5月25日 0時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
名倉 - part7おめでたうです！ 真相が明らかになっていく...！ 夢主ちゃんの感情がひしひしと...こう、ひしひしと伝わってきて、すごいなぁと思います。eyeさんのペースで更新頑張ってください！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: c1e6d1df23 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - よつぎさん» ありがとうございます！なかなか物語が進まず申し訳ないです…！完結目指して頑張ります！！ (2019年5月20日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
よつぎ(プロフ) - いつも、楽しみに読ませてもらってます！Part7でも、更新頑張って下さい！応援しています！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: 1767016ec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年5月19日 22時
