【文スト】何か物騒な処からのスカウト増えた【名探偵コナン】 (ページ24)

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探偵の様な推理に驚いて、目をパチパチと瞬かせる。

そんな彼を褒める彼女が、とても嬉しそうに見えた。其れと同時に彼の名前が大さんである事を知る。

大さんって云うンだ。

…と云うか、よく見ると此の人もかなりの美形さんなのでは！？

本当に最近美形さんや綺麗な人に会い過ぎじゃありませんかね！？

急に増えた出会いが後々何かあるのかも…なんて思うと、すっごく怖いンですけど。

「すっ凄いですね！まるで探偵さんみたい…」

「ありがとうございます。それにこれも何かの縁かもしれません。一緒に今晩何を作るか考えませんか？」

「エッ」

「駄目…でしょうか」

否……え、今日会ったばかりですよね？然も先刻。

なのに何故こんなに良くして呉れるンですか此の人。え、怖い。

怖い…けど、此処で断っても可笑しな事になるのでは…？

………………料理の話、だけだもんね。

だ、大丈夫だよね？大丈夫大丈夫…うん、頑張れ私！

引き吊りそうになりつつもなんとか耐えて、私はにこっと微笑んだ。

「えっと…じゃあ、お言葉に甘えても…？」

「ええ、勿論」

そう私が答えると、彼は何処となく嬉しそう…に見せかけた何かを企んでる様な笑みを零した。

幽霊の女性はくす、と苦笑いをする。

…其の笑みは何ですかもう！

何で最近こんな事が多いのかな！？本屋でも喫茶店でも…って、アレは私がドジしただけなのだけども。

私は二人にバレない様に、静かに溜めていた息を吐き出した。

「では、自己紹介しなければいけませんね。僕は

沖矢昴と言います」

「………………え？？」

「え？」

「アッ否！べっ別に！え、えっと自己紹介…ですよね！？わ、私は有島Aと云います！」

え？？

オキヤスバル？？？

…えーと？大さんではないの？
え、でも…彼女は大君って先刻云って………え？

「有島Aさん…いい名前ですね。Aさん、とお呼びしても？」

「ひょ！？アッハイ！ど、どうぞどうぞ！」

「？…では、Aさんも是非僕の事は昴、と呼んで下さい」

「はははイ！すすすッ昴さんんん！！」

『ふふっ照れちゃって可愛いわね～。志保とはまた違うタイプね』

否。あの…えっと違うンですよ。

私は別に照れているのではなくて……否！そんな事よりも、何か又私とんでもない事知ってしまったのでは！？

何で名前違うの此の人！！？

もう是以上何を知れと云うンですか！！？

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