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同棲(?)生活開始 ページ16

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ふわりと好い香りがした。




…ぅ〜わぁー朝だー…。


其れにしても今回の夢は凄かった…。

行き成り太宰さんと中也さんが家に来て、然も此処に泊まるって云うンだよ?


あー…私の好きな卵焼きの匂いがする…。私の、好きな卵焼き…………何で、私寝てるのに卵焼きの匂いがするの?




現在私はふかふかベッドの上だ。

先程目が覚めたばかり。なのに如何言うことか、卵焼きの匂いがする。


え、え?と混乱していると、突然お腹にぎゅっと優しく締め付けられる様な謎の圧迫感を感じた。


突然過ぎてビクッと躰全身をあからさまに揺らした。



え!?えッ!?な、何々ッ!?

何か…何か後ろに……横に居るの!!?



ブルブルと震え乍、恐る恐るゆっくりと慎重に後ろを振り向いた。


そして其処に居たのは……





「やァ、お早うAちゃん。佳い朝だね」

『お早う、邪魔してるぞ』


「ぎ」

『「ぎ?」』


「ぎゃわわわあああああアアアーーッッ!!!」





此れは叫ばずにはいられない。


だってそうでしょう?

振り返ったら




満面の笑みをした裸(包帯は巻いてる)の太宰さんが、同じベッドの中に居たのだから。




其の場で思わず飛び上がった。漫画みたいに。


そんな私の叫びを訊いて、其の場で飛び上がった私を見て、あの太宰さんが笑わないと思う?

案の定、一瞬キョトンとした表情をした後、又何時もの様に吹き出した。





「んグフ…!あ、相変わらずAちゃんは期待通りの反応をして呉れるね……ぶふッ!」

「…ぁ、え……な、ん…ななな…!?な、なんで……はだ、は…はだッ……ふ、ふふふ布団の、な、中に……ッ!!?」


「ッおい!如何したA!何があッ…た………は」





私の叫び声を訊いたのか、足音が訊こえたと同時に何故かエプロン姿の中也さんが部屋の扉をバァンッと開け放った。


そして、もう訳が判らなくてガタガタと震えて涙を溜めてる私と、同じベッドに横たわっている太宰さんを見て、石の様にビシリと固まった。





「あーぁ、残念。中也ってばもう来ちゃったの?もう少しAちゃんとベッドで居たかったのにィ。ね、Aちゃん♪」

「ひぇッ!?あ、あのちょ、い、今は待っ……ッ」

「…〜〜〜ッンの!!死ね糞太宰ィいいいいッッ!!」





其の日、私は初めて中也さんの怒った処を見た。

そして太宰さんと中也さんが実はとっても仲が悪い事を知った。









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?*。?神??*。(プロフ) - 鏡花ちゃん惚れるて…( (4月20日 21時) (レス) @page31 id: 21074ec137 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 神作ですね!これからも更新をお待ちしてます。 (11月8日 13時) (レス) @page31 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 鏡花ちゃん…好き… (10月29日 1時) (レス) @page30 id: be2fe8a188 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 本当に神がかってました、、!投稿大変だと思いますが頑張ってください!🫣💭 (2022年11月27日 18時) (レス) @page29 id: cd0eeb5975 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - 更新をお願い致します!(土下座)楽しみにしてます! (2022年7月8日 23時) (レス) @page28 id: 9ad11557a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サヒア | 作成日時:2019年7月20日 2時

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