君想い 2

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「んーーーっ………」






眠い目を擦ってゆっくりと起き上がる


スマホの時計をみてみると9時をすぎていた


やばっ、寝すぎた…


リビングのほうから物音がする






「由奈おはよぉー、ごめん寝過ぎちゃったわー」


由奈「おはよー！私もさっき起きたところだから大丈夫だよ(笑)」


「てか、昨日の記憶全然ない……」


由奈「私も(笑)とりあえず騒ぎまくってたことは覚えてるけど(笑)」






あはは…とお互い苦笑いする






由奈「朝ごはん作ったから食べてきな〜」


「わー！ありがとう！！」






めちゃくちゃ美味しそう……！！


由奈って本当にできる女だなぁとつくづく思う






由奈「ん、そういえば、リバース昨日からやってたんじゃない？」


「そうだった！完全にわすれてた……」


由奈「私録画してたはすだから見よっか！」






ドラマの中の玉ちゃんは、とにかくカッコよかった


きっと同じように思ってる人は日本に何万にもいて、私はその一人に過ぎないんだ


改めて別世界の人なんだって思い知らされる






由奈「A？どうしたの？」






ドラマを見終わって、ぼーっとそんなこと考えてたら、由奈が不思議そうに私を見ていた






「やっぱ芸能人だなぁって…」


由奈「当たり前でしょ(笑)でも、芸能人じゃない玉ちゃんを知ってるAは、紛れもなく特別だよ。当たって砕けろ精神で頑張んな！」


「由奈優しいよおおおおお」


由奈「はいはい(笑)」






でも、由奈の言う通りだ…


当たって砕けて、そしてまた前と同じように平凡な生活を送ればいいんだ


玉ちゃんには想いを伝えて、そして縁を切ろう


私はいつだって玉ちゃんを応援することはできる


これ以上想いが大きくなってしまったら、迷惑をかけてしまうかもしれない






よし…頑張ろう…






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