君想い 2

81〜T side〜 ページ36

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朝。ものすごく目覚めの悪い朝だった。


それでも、今日はライブ。
全力で楽しむ1日にしなければならない。






「よっしゃあーー…………」





気合を入れるために、そう呟いてみたものの、既読すらついていないLINEの画面を見ると再び心は沈む






"ピロンっ"






Aからの返信…？！


慌てて画面を見たが、


『着きました』


と、マネージャーからの連絡だった









「おはよーございます、」






不機嫌度MAXでマネージャーの車に乗り込む







北「はよ」



「なんでミツがいるわけ」






いつもなら一人一人別の車で行くはずなのに







北「めちゃめちゃ機嫌悪いじゃん。Aちゃんから連絡こなかったとか？」







思いっきり図星で俺の機嫌はさらに悪くなる







「…」



北「ごめんって。笑 まぁ近いうちに会えるだろうから安心しろ。」



「なんでミツがわかるんだよ」



北「俺、由奈ちゃんと連絡とってるから。」



「あっ…」







そういえばあの時、渡してた…？


ミツは、ニヤッとして俺の方を見る






北「まぁ俺はこうなるだろうと思ってたからね〜、感謝しろよ〜〜」





ドヤ顔で俺のことを小突いてくるミツは、なんともウザい感じだけど、感謝するしかないかもしれない。






北「その代わり！今度焼肉付き合えよ！」



「えー…」








仕方ないから、行ってあげるか…。笑







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