君想い 2

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なぜこんなにも楽屋の雰囲気が悪くなっているのか＿＿＿。



私が裕太くんの"彼女"だから



という理由の他なかった。








横「七瀬さんはファンの子なんだよね？」



「はい…。」



横「もしそれが世間にバレたら、俺達の将来に大きく関わってくる。キツイこと言うかもしれないけど、俺としては、七瀬さん自身が世間にバラす可能性だって大いにあるんだよ。」



「そんな…」







ことない＿＿と言おうとしたが、言葉にならなかった



横尾さんの言うとおりだ。



彼らから見た私はただのファンの子で、悪質なファンである可能性も十分にある



そして、私自身もアイドルと付き合うことに対する自覚がなかった








玉「ワタ、いい加減にして。」



横「じゃあ、裕太は二度も同じことを繰り返すの？」







その横尾さんの一言に、裕太くんは目を見開いて固まってしまった








横「遊びでファンの子に手出して、最終的に苦しむのは裕太なんだよ。」









遊び＿＿＿＿＿＿＿？



その時、私の中で何かが崩れる音がした。








「あの、！本当に、申し訳ありませんでした。今後一切、玉森さんとは関わらないのでご安心ください。」








深々と一礼して、私はその場から逃げ出した









由奈「ちょ、A……！！！」








目にいっぱいの涙を浮かべながら、私は走って、走って、走り続けた＿＿＿＿＿＿。









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