君想い 2

77 ページ32

･







由奈「ねぇ、ここって………」


「うん………。」








私達が連れて来られたのは、紛れもなく関係者専用の舞台裏だった



マッサージルーム、ケータリングルーム、ジャニーズJr.と様々な部屋がずらーーーーっと並んでいる



これは、、、DVDのメイキング映像でよく見る光景だった。








ス「少々、お待ちください。」









"Kis-My-Ft2"と書かれた扉の向こうに、彼らがいることは間違いないだろう。



心の準備なんかできているはずがない。









由奈「A……、私は行かないほうがいいよね？」



「私だって……行けないよ………」








二人で固まっていると、スタッフの方が戻ってきた。







ス「どうぞ。」







もう、どうにでもなれ………！！！！



そう意を決して、由奈の腕を掴みながら、部屋に足を踏み入れた








「し、失礼します…！」









＿＿＿＿＿＿＿＿＿？！









人間は、本当に驚くと声すらも出ないらしい。



さっきまで、キャーキャー言われてた人たちが、絶対触れられない距離にいるはずの7人が、今私の目の前に存在していた。



その事実が、信じられなかった。









玉「…A！おーーい。」



「え、あ、はい！」



玉「ふふ、驚きすぎ。笑」








そう言って私の頭をぽんぽんした。


それだけで、私の顔は真っ赤に………







二「うわー！二人とも美人さんだ！」



千「え、玉の彼女どっち？？」







ゲームに夢中になってた二人が、慌てて顔を上げてこちらを見る。






北「こんにちは、北山宏光です。」



「ぞ、存じ上げております………」








私の腕を握る由奈の手が、ぎゅ〜っと強くなる



この状況、、私達の身体持つの＿＿＿＿＿？！？！







･

78→←76

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す