君想い 2

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玉「でもさ、俺が言うのもなんだけど、簡単に男を部屋に上げちゃだめだからね」


「え？」






裕太くんの頬は少しぷくっと膨らんでいる






玉「Aは無防備すぎ！」


「そんなことないよ？私は、裕太くんだったから…」


玉「…幸人は？」






え？幸人先輩……？


まさか…






「な、なんで…？」


玉「たまたま幸人とAが家に行くの見かけた」






嘘。


あの時裕太くんに見られてたの？！？！


最悪だぁ……






「あの時はっ、私が体調崩しちゃって幸人先輩が送ってくれただけで…」


玉「何もされなかった？」






ドキッ


何もされなかった…わけではない


それにあの時の幸人先輩は少し変だった


思い出しただけで顔がカッと熱くなる






玉「…されたんだ」


「いや、されたっていうか、その、告白…された……」


玉「ふーん、そっか」






なんかすごい裕太くんから不機嫌オーラが……



ど、どうしよう？！






玉「断ってくれるんでしょ…？」






さっきの不機嫌オーラからは一変


まるで仔犬


今にもくぅーんと鳴きそうな顔でこちらを見つめてくる裕太くん


本当にこの人は………狡い。





「うん、断るよ…？？」


玉「よかった(笑)」






またぎゅって抱き締めてくれる彼






玉「まぁ幸人だったから許すけど、他の男上げたら怒るからね！」


「上げないよ〜(笑)ふふっ、裕太くんって意外と甘えん坊さん？」


玉「うるさい(笑)」






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