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沈黙のまま私たちは車が停めてあるところに到着した
玉ちゃんがずっと手を繋いでいてくれたから、手の震えはおさまって、気持ちも落ち着いてきた
玉「乗って?」
玉ちゃんはそう言って助手席のドアを開ける
「いや、私は後部座席で大丈…」
玉「いいから」
玉ちゃんの強い視線に断れるわけもなく
私は助手席に乗った
一応玉ちゃんは変装してるけど…大丈夫かな…
そんなこと考えてたら車は発進して
玉ちゃんの右手が私の左手を包んだ
…っ?!//
「たっ玉ちゃん…片手運転危ないよ?」
玉「Aちゃん乗せてて事故らせるわけないでしょ」
ふわっと笑った彼の瞳は悲しげに揺れていた
「玉ちゃん…?」
玉「ごめん……。助けてあげれなくて。」
なんで謝るの…?
あんなにカッコよく助けてくれたのに…
私、あの状況だったけど
“俺のAに手出さないでくんない?”
ってすごく嬉しかったんだよ
「玉ちゃんは、助けてくれたよ?」
玉「え…?」
「すごく、すごくカッコよかった。今もこうしてずっと手繋いでいてくれるし、玉ちゃんのおかげで今安心していられる。だから、本当にありがとう…」
やばい、なんか泣きそう…
色々な感情がごちゃごちゃになってる
玉「そっか(笑)」
玉ちゃんは優しい笑顔で私に笑いかけてくれた
玉「ねぇ、Aちゃん。」
「なに?」
玉「…Aちゃんの家、行っていい?」
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ぽぽ(プロフ) - くるりさん» コメントありがとうございます。只今、12月の更新再開に向けて準備していますので、楽しみに待っていてくださると嬉しいです、! (2020年8月12日 0時) (レス) id: 000c3e5f20 (このIDを非表示/違反報告)
くるり(プロフ) - 一瞬でハマって一日で読み終えました!何かと大変だと思いますが更新頑張ってください!待ってます。 (2020年7月31日 16時) (レス) id: 3c77f277ee (このIDを非表示/違反報告)
りぽぽ(プロフ) - ぴよさん» ぴよさん、コメントありがとうございます!!!初めて頂くコメントなのでとても嬉しいです^^なかなか更新できず申し訳ありません…!できる限り早くみなさんに読んでいただけるよう頑張ります!! (2019年6月27日 1時) (レス) id: 000c3e5f20 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 面白いです!!更新待ってます!! (2019年6月26日 16時) (レス) id: 68333e8467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2019年4月8日 14時