検索窓
今日:35 hit、昨日:6 hit、合計:13,585 hit

46話 勝負 ページ50

そうして二人の1on1が始まる
まずは廻からだ。少しずつボールを蹴り出し始まる

接戦だが凛ちゃんの方が一枚上手だ。凛ちゃんが攻めのターンでも廻はまだ通用しなかった
そして思ったよりはやく1on1が終わり、凛ちゃんが近づいてくる

「今日こっちの部屋に来い」

これだけ言ってトレーニングルームを後にした

「廻ー、おつかれ」
タオルとスポドリを渡す。それをすぐにゴクゴク飲み始めた

「あ、今日そっちの部屋に行くね。泊ります!」

「うん、じゃあマッサージお願いします」

負けたからか、廻はちょっとおとなしかったが部屋に行くともう凛ちゃんとバチバチしてた

「あ?俺に予約入れに来たんだから俺が先だろ」

「いーや、若瀬ちゃんに先入れたの俺だもん!」

ドアを開けるとガヤガヤやってる。相変わらず他の人はいないようだ

「えーと...なんの言い争いしてたのかな」

「どっちが先にやってもらうか」

「じゃんけんで、てか二人ともやってあげるよ。これくらい」

凛ちゃんは渋々了承してじゃんけんに勝ったのは廻だった

「廻ー。痛くない?」

「うん、気持ちいくらいだよ...ふあ」

もうすでに眠たそうな廻をちょくちょく起こしながらゆっくり揉み解していく。特に腰回りは痛めるとなにもできなくなるので重点的にやる

「よっし終わり...じゃあ次凛ちゃんね」

そして何事もなくマッサージは終了し、廻は眠気もあるのかかなり大人しくて静かな空間が続く

「じゃあ次はどっちが先に若瀬ちゃんにやってあげるかだね!凛ちゃん最初はグー...」

やっぱ大人しくともなんともなかった。退屈なだけだったっぽい
また廻がじゃんけんに勝った。そのまま凛ちゃんのベッドでやってもらう。それに気づいた凛ちゃんはもう遅いことに気づき諦めた顔をしていた

廻も普通にうまくてうとうとし始めてきた。でも今日こそは睡魔には勝つ!
そして途中で凛ちゃんに交代し、少しだけ意識が戻る。でも数分後にはまた睡魔に襲われる
心地よい感じと温かい体温ですっかり安心してしまってやっぱり寝落ちした

次に起きたときには誰かの腕の中だった。これは...どっちだろう
少し見上げるとまた長い下まつげが映る。凛ちゃんだこれ

今度はなにも言わずに抱き着く。体温がより感じられて安心する
起きてしまったのか、凛ちゃんも抱き返す。耳に寝息がかかる。どうやらまだ寝てるらしい

......

ついに合計50話に到達したので続編に移ります!
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/sakuraba3/

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←45話 相手を探してる



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しは(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2022年12月31日 1時) (レス) @page35 id: e927209d21 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくらば | 作成日時:2022年11月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。