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31話 天才たちの ページ34

「わっ、凪君初めて自分から動いてる!」

やればできんじゃん、と喜ぶ日向さん。しかしこっちにとっては厄介なことになりそうな予感
初めて自分から動き出した凪君はそれはもう脅威であった。今までゲームメイクをしてた玲王君に代わって自分から攻撃を仕掛けにいったことにより、攻撃の手数がさらに増えた。

するするとDFをかわし、ゴールに切り込んでいく凪君にあっという間にチームZは一点を取られてしまった。残り15分。ここからどう攻めるかがカギだ

「バカか!?攻めろカス!!!攻めろ攻めろ攻めろぉぉ!!!」

雷市くんが叫ぶ。そっか、彼も本当は攻めたいけどずっと玲王君についてくれてた。

「お前らストライカーだろぉ!!?」

さらに畳みかける。本気で訴えかけてくれたおかげで、鼓舞されているように感じる

次はこちら側からのスタート。初めは廻が持ってるみたい
味方を探してる。さすがにフルで出てるのにいつもみたいに何人も抜くのは体力的に厳しいか...!

ギリギリのところで千切にボールが渡る。またスピードスター同士のよーいドンが始まる
でもその先には凪君。彼もこの試合を通して行動のレベルが格段に上がってる...

「潔ナイス!」

凪君が触るタイミングで潔がボールを奪う。そして走っている千切の延長線上にボールを蹴り出す。
距離は十分。この距離なら斬鉄君より千切の方が速い。

そしてそのまま右隅に蹴り出すもGKがセーブする。しかしそのこぼれ球を我牙丸が決めようとする。
これは玲王君に止められてしまう。でもその先は國神のテリトリー。

GOAL! 見事にゴールが決まり4-4まで追いついた。
そして試合再開。ボールはチームVから。斬鉄君から始まってまた勝負かと思いきや、カウンター超ロングパス。その先には一人だけ抜け出している凪君が。しかしそこにはすでに潔がいる。

「はぁ!背中でトラップとか...」

驚愕のトラップをして凪君はゴールへ向かっていく
しかし横から久遠君がファウルして止める

「は...久遠君?なにやって」

ピピーッ!! チームZファウル!! 悪質な反則行為による得点機会の阻止とみなし...

久遠 渉レッドカード!! 退場!!

なぜか自らファウルして退場となった久遠君。つまりこの試合負けたら彼も一緒に退場...?

「なんでファウルしてまで止めたの...?」

「別に...関係ないだろ」

「大丈夫か凪!!?」

玲王君が駆け寄る。あっまずい行かないと

「大丈夫?凪君立てる?」

日向さんも声をかける。幸いにも大丈夫だったので試合は続行

32話 LAST GOAL→←30話 一人じゃない



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しは(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2022年12月31日 1時) (レス) @page35 id: e927209d21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらば | 作成日時:2022年11月29日 23時

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