21話 その後 ページ24
「ヴっ...うっうっ。いだいよ〜、消毒いだい〜」
鼻を殴られたため、鼻血は出るし殴られたとこは傷ついてるし...最悪
「お前、一応女なんだから力負けすること視野に入れとけよ。あとケンカの仲介はなるべくやめとけ。またけがすんぞ」
「ごめんなさい國神パパ...」
「誰がパパだ。」
未だに痛くて涙が止まらない。顔ひどいし鼻血出てるから俯いとこ。
コンコン、と二回ノックが鳴って誰かが部屋に入る。
「若瀬さんいますか...うわっ大丈夫ですか?」
右頬に湿布を貼った二寧坂さんが入ってくる。
「ほんとにこの度は申し訳ありませんでした!」
入ってきたかと思えばいきなりほぼ90度に礼をしてきた。いやいや二寧坂さんそんな悪くない
「いいですよ、二寧坂さん悪くないですし」
「ほんとだよ、謝罪なら久遠とあいつらからなら受け付けるぜ」
雷市くんも賛同する。
「そこで...ですけど言ってたじゃないですか、説教。どうします」
「あー...そうですね。じゃあ夕食後にしましょう。私が行きますよそっちに。ご飯一緒食べましょうよ。そっちのが早い」
「それもそうだな。行くか。」
そしてチームZプラス二寧坂さんで食堂に向かう。
伊右衛門君が引き留めるからすこし聞き耳を立てると、また久遠君が相手に交渉してる。どこまで落ちぶれたんだい君。
「許せない...やっぱ止めに」
「おい待て。相手もなんか言ってる」
「な!?どうだ!?俺と組まないか!?」
「断る」
「つまんねぇ」
「めんどくさーい...」
「君それ選手としてどうなの?」
中にいたのは斬鉄君と凪くんと玲王くんと日向さん。
「あれっAちゃん!?」
自分だけ顔が出ていたせいで日向さんにバレてしまった。おいでーと手招きされ、渋々中に入る
「どうしたのー?泣いちゃった?」
近くに寄るなり頬をぺたぺた触る。凪くんも便乗して触ってるのバレてるからな
「あぁ...さっきの試合でちょっと暴力行為あったんで止めたら殴られました。」
横では何か久遠君と玲王くんたちが議論している。
それにステーキを残そうとしてたから一口もらった。おいしい。
いつの間にかまた日向さんにヘアメイクされ久遠君とうちは残された。
「じゃあまたねっ。明日はよろしくねー」
「...さあ久遠君。君は別室であとで説教タイムだよ。」
チームVが帰ろうとしてきたところ、潔が止めた。その後ろにはチームZ。
「だから誰だよてめぇ」
「チームZ潔世一お前らに勝つ人間だ!!」
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しは(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2022年12月31日 1時) (レス) @page35 id: e927209d21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくらば | 作成日時:2022年11月29日 23時