【ブルーロック】エゴイストの支柱

18話　不穏は的中? ページ21

「千切ってあのガラスの天才くんかぁ？」
「もうお前は終わった選手なんだよ」
「おいおいいいのか？そんなに走ったらまたぶっ壊れるぞガラスの足が！」

「やめ...言い過ぎだよ...」

隣の二寧坂さんは顔を青白くして呼びかけるが聞こえていないらしい

「千切！君の足はガラスじゃない！彼らの言葉に耳を傾けるな！」

そう呼びかけるも、千切の足はすくんだまんま。まずいなこりゃ

ズザァ！っと音がして兄が持ってたボールを潔がカットする。ナイスカットだ

「俺にとってのお前はチームZの千切豹馬だ...」

彼の言葉の前後は分からないが、これだけははっきり聞こえた。潔、個人技とかはまだまだだけど、周りにバフをかけるタイプのプレイヤーかもしれない。そして、鰐間兄弟は千切の過去を知ってる気がする...

潔がカットしたボールをつないで、最後は久遠君がヘディングシュートをし、見事ゴールした。
幸先いい！

試合が再開するが、兄のほうは集中できてない。目に見えてそれが判る。
そしてボールはこっちに来てそれを蜂楽がパスして...

最後にまた久遠君がシュート。なんかうまく行き過ぎてる気がするけど、もしかしたら覚醒というやつかもしれない。

前半30分、次は我牙丸君と成早くん、そして雷市くんの3人。

しかし、鰐間兄が成早くんをファウルして止める。フリーキックは蜂楽。
また、久遠君はいい位置にいる。多分あそこに蹴るんだろうな...

ほら蹴った！そしてハットトリックで3点目のゴール

...やっぱりなにかうまく行き過ぎてる？

ハーフタイム45分

が、終わり後半戦開始。

雷市くんからのフリーキックだが、慎重に動いて久遠君にボールが行く。いい判断だけど...

「久遠君！うしろ」

あちゃー。取られちゃった。そこから潔がカットしに行くも失敗。鰐間兄弟は止まらない

自由に動きだしてあっという間に入る1点。最初っからこうはできなかったのかな

ここからのキックだが久遠君は潔にバックパス。しかも弱い。
その隙に鰐間兄が奪いまた入る1点。

「っごめん！」

雷市くんに言われ、久遠君は土下座する。いやそこまでしなくても...
でも、次の1点がターニングポイント。何としてでも阻止しないと。

久遠君が一瞬笑った。いや、なんで？やっぱりなんかうまく行き過ぎてた？

後半15分。次のフォーメーションは潔、國神くん、蜂楽の三人。
必死につないでいるけどそれを読んだかのようにコースを塞いでくるチームW

おかしい。初見で分かるはずない

...なんで？

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