2話 部屋の下見 ページ3
「今回はこの招集に応じてくれてありがとう。さて、今から説明するね」
「あなたたちにはこれから手分けして約300人の選手のなかから選ばれた選手たちのサポートをしてもらいます。チームは5つあってランダムに選ばれます。さあそこのくじを引いて」
集められたのは私含めて5人。ちょうどチームと同じ数だった。
箱の中に手をつっこみ紙を一枚とる。そこに書かれていたのは
「Z...」
どうやら、チームZ?を担当するようだ。
「引き終わったみたいね、それじゃあ今からこれからあなたたちが選手ともに共同生活する場所の地図とあなたたちの部屋の鍵を渡します。部屋には机とベッドがあって本棚もあります。部屋に着替えなどの支給品、スポーツに関する本が入っているので。備品が足りなくなったら報告をお願いします」
そう説明され、私達5人と帝襟さんはバスに乗り青い監獄へと向かった
渡された地図を頼りに選手より先に相部屋に来てみる。相部屋の奥にはドアがあり、そこが私の部屋のようだ。鍵を開け、中に入るとベッドの上に着替えとマネージャー用の服、名前を一応書いて試着してみた。
軽い素材で、どうやらこのまま動いても汗を吸収してくれるようだ。選手の気持ちも理解するためにたまに自分もトレーニングをするため、ありがたい。
横に目をやると下段にサッカーの基本の本、中段に有名な選手の本、上段には体の構造に関するものだった。
なんとご丁寧な、ほんとにありがたい。
しかも机にはパソコンがあり、ここから帝襟さんに備品の注文や検索ができるらしい。
思ったより設備しっかり充実しすぎてるなぁ!
画面右下に帝襟さんからのメッセージが届いた
「選手が揃いました。これから顔合わせと行きますので、部屋から出て各自自己紹介を」
ついに...選手と対面だ!
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しは(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2022年12月31日 1時) (レス) @page35 id: e927209d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらば | 作成日時:2022年11月29日 23時