【ブルーロック】エゴイストの支柱 (ページ17)

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14話　洗濯物ページ17

いつの間にか二人がカゴをもって、廊下に出ていた。

「そーいや、二人の名前を聞いていいかな？まだ全員は覚えられなくてさ」

「俺は御影玲王！呼ぶならできれば下の名前がいいな」

「え、なんで。御影ってすごくかっこいい名前じゃん」

「えーアンタ、もしかして聞いたことないの？御影コーポレーションってあんじゃん」

御影...コーポレーション。なんか何回かは聞いたことあるような、ないような

「ごめん、テレビとか見なくてさ。玲王くんとその会社ってどんな関係があるの？」

「俺、その会社の社長の息子。つまり御曹司ってやつさ」

「はへー。なんかすごいね。でもお偉いさんとかとの関係って大変そう」

正直、御曹司と言われても会社がピンとこないとイメージ湧かないし、とりあえず大変そうとしか思わないな。

「以外な感想だな...御曹司って言ったら大体のやつが目の色変えて言いよってくるのに。お前面白いな！」

「あ、俺の紹介忘れてる。俺凪誠士郎。なんとでもよんでねー」

今までの会話に横から話を入れたのは凪くんだった。
さっきも猫背っぽかったけど思ったより背が高いよね...?

「凪くん、ね。あ、ここの階段あがって左の部屋」

道案内という名目の雑談相手だったうちだけど。もう着いてしまった。思った数倍は早く着いたな

「よし、じゃあ洗濯機に洗濯物入れるよ。このラインよりは入れないようにね」

「あ！玲王くんまだ洗剤入れてない！」

「凪くんそれまだ乾いてない！乾燥機入れるから持ってきて！」

つ、疲れた...だよね。玲王くんはたしか御曹司だからこういう洗濯機は初めてつかったかもだし凪くんは普段ランドリー行ってまで洗濯はしなさそうだし

「ご、ごめんな。俺初めてでさ。でも次からは完璧に使えるぜ！指導ありがとな」

「いや、手伝ってくれるだけありがたいよ。この量うちだけじゃあと数時間はかかったもん」

2,3時間くらい乾燥を待って、その間は雑談に当てたけど凪くんは「玲王ー、俺もう眠くなったからおぶってー」と言って部屋に連れてかれた。

「よし、乾燥全部終わった。玲王くんありがとね、最後まで」

「いやいやこっちこそ本来これ俺たちのやつだし、むしろ俺らが感謝すべきだよ」

ありがとう合戦が始まって思わず笑ってしまった。優しい人なんだな
玲王くんと二人でカゴを持って部屋に戻る

「じゃあおやすみ。今日はありがと。ゆっくり寝てね」

「おう、じゃあまたな。試合、楽しみにしてるぞ」