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13話 チームV ページ16

「来たのか?おーようこそ!日向さんの部屋まで案内しますね」

「どうも...選手?ですよね。ならタメでも大丈夫ですよ」

「だってよー玲王。やったね」

そしてうちは日向さんの部屋まで案内された。

コンコンと二回ノックをする
「あ、若瀬ちゃん?どうぞー」

「失礼します。なんかお久ぶりですね。日向さん」

「今日はごめんねー。ちょっとあれで...お礼に...あ!お礼にヘアメイクしてもいい!?」

「え?あどうぞ。あれですか。月イチの。辛いっすね」

「そーなのー。じゃあ、こっち来て。前々からやってあげたかったの」

なんかお姉ちゃんみたいだな日向さん...

日向さんがいるベッドの上にお邪魔させてもらい、ヘアメイクをしてもらう。
髪はいつもショートだったし、ヘアメイクに興味はなかった。でも嫌という訳じゃない。

「Aちゃんはここに来て、なんか好きな人とかできた?」

「えっ急になんですか。今のとこはいませんね」

「そうなんだー!でもみんな、きっとAちゃんにメロメロになると思うなぁ。顔も整って、肌もこんなきれいで、それに気づいてないかもだけどAちゃん、すごくかわいいのよ。」

「うちが...かわいいですか、信じられませんね」

「かわいいよ!ほらできた。鏡見てみて!」

差し出された鏡を見ると、両サイドが編み込みをしてあって、それを後ろでピンで留めてあった。

「たしかに...これはかわいいかも」

「でしょー!いつでもしてあげるから、いつでもおいで...あいたた」

「わっ。大丈夫ですか。ありがとうございます。じゃあランドリー行きますね」

鏡で見た自分はまるで自分ではないみたいで、しかも鏡の前だから目もおっきく見えるから、もしかして本当に自分はかわいいのかと錯覚してしまいそうだった。
日向さんの部屋を後にし、チームVのとZのを持ってランドリーへ持っていこうとしたとき

「あー、それ女子が持つにはちょっと大変だろ。俺と凪が手伝ってやっから、道案内してくれないか?」

さっきの紫髪の...玲王?くんが声をかけてくれた。

「ありがと!じゃあお願いしようかな。凪くん?はそれでもいいかな」

「えーめんどくさーい...けどいいよ。アンタなんか可愛くなってるし。目の保養ー」

「えっ...あっ、ああ。ありがと!」

言われたことが少なすぎる かわいい という単語に過剰に反応してしまう。
髪型ひとつ変えるだけでこんないきなり言われるくらいになるんだな...

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しは(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2022年12月31日 1時) (レス) @page35 id: e927209d21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらば | 作成日時:2022年11月29日 23時

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