不穏な朝 ページ34
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外で近くの踏切のカンカンという音が鳴り目が覚める
身体を起こせば至る所が痛い
理由は簡単
「ベッドありがとね」
母が私のベットを占領したから
それにメンバーとかが来た時に使う客用の布団を敷いて…、とも思ったけどそれは寝室にあるから母のいる所からわざわざ取るのも面倒でソファに寝転がって寝た
『…おはようござい…ます。』
朝ごはん何〜？と私に呑気に問いかける母に自分でやれとは言えなく
それに、こっちには滅多に来ないから食材もほぼないわけで
『あー…ごめんなさい。冷凍のご飯しかない…です』
正直朝ごはんを食べる前にもう帰ってほしい
なんて、願いは叶うはずもなくて
「は？あんた自炊してないの？」
『…食材切れてて昨日仕事終わりに買い物して帰る予定だったので』
そう言うとはぁ、とわざとらしく大きなため息をつく母
面倒臭い。そんな私の空気が伝わってしまったのか不機嫌そうに顔を歪めて舌打ちをした
『私今日仕事あるので早く帰ってもらってもいいですか』
もう関わりたくない、それに生放送があるのに遅れていく訳にも行かない
後、だいくんに会いたい
「え〜？お金もらえるまでここ居るから」
早く帰ってきてよ〜なんてケラケラ笑う母
『…』
「あー、でも…辰哉に会って何言われるかわかんないし今日は家から出ないで。」
笑っていた目の前の母の表情が一変、目のハイライトが消えて冷たい眼差しで私を見つめる
『生放送なので行かせてもらいます』
「ダメ。お母さんの言うことは聞かないとでしょ」
誰が聞くかよって心の中で反抗して
『…それでも仕事は仕事なので行きます』
「融通効かない子は嫌われるわよ？(笑)」
貴方譲りですよ、なんて言葉を飲み込んで
『…お兄ちゃんや滝沢くん居るので平気です』
それに、だいくんが私を嫌うことなんて無いから、絶対に。
なんて、目の前の人に言ったらどうなるか分からないからお兄ちゃんと滝沢くんの名前出したけどこの二人…まぁ、私が言うのも変だけど過保護だから嫌うなんて事は無いのかな、なんて少しだけ笑いそうになる
『…別に誰かに嫌われても一人でも私を好いていてくれる人がいるなら私はその人に尽くしますから』
論点がズレてたとしてもこれは本心だから
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杠(プロフ) - 黒雪さん» 初めまして、コメントありがとうございます(^ ^)びッちちゃんの作品に関しましてはページ7に作品名を記載しておりそちらから飛べるようにしておりますので作品名をタップしていただいたらびッちちゃんの作品に飛べるかと思います(^^♪ (2021年1月30日 6時) (
レス) id: 3a7eb7200f (このIDを非表示/違反報告)
黒雪(プロフ) - びっちちゃんの小説ってどちらですか…？ (2021年1月28日 21時) (レス) id: 4eaf43baae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杠 | 作成日時：2020年10月1日 10時
