便り ページ31
佐久間side
結局この日はAを見つけられなくて家に帰ったんじゃないかって思って急いで帰ったら朝出た時と同じ状態で真っ暗の部屋
朝Aが急いで脱いだ寝間着と俺が読みっぱにしている漫画がリビングに置かれているのがその証拠
へたへた、と身体の力が抜けてリビングの入口で倒れるように座るとピコン、とスマホに一件の通知。
まさか、と思い開けばビンゴで
Aごめんね。今お母さんと向こうの家にいます
あのね、だいくん、私は大丈夫だから、心配しないでね。
だいくん明日生放送なんだからちゃんとご飯食べてアニメ見るのも程々にして早めに寝てね?笑
A私はだいくんの元に必ず帰るから
彼女からの立て続けのメッセージに酷く安心して
一言 、うん、待ってるね、そうたった一言だけ返した途端ボロボロと涙が溢れ出てきてそれを見透かしたように翔太からの電話がかかってきてそれに出れば嗚咽を思わず漏らしてしまう俺
「…っ、しょうた…」
渡「連絡取れた？」
「うん、でも…」
渡「大丈夫だって。きっと佐久間泣いてるって知ったらあいつも泣き出すから泣くな」
そう言って電話口の向こうで泣き出す俺を優しく宥める翔太
渡「佐久間。大丈夫。絶対に、…な？」
「…うん、…今さ…」
ん？とちゃんと聞き耳を立ててくれる翔太にメッセージ内容を伝えれば「…そっか、」と言葉を少し詰まらせた翔太
そりゃそうだ、滝沢くんや事務所の人が対応して会わないように対策までしたのに会ってしまって今二人きりでいる状態なんて、
渡「…迎えに行ったら逆効果…だよな、」
「うん…。明日は夕方から生放送だし流石に抜け出すと思うから…今日は我慢するよ…」
鼻をズビズビいわせて翔太に伝えればそれが懸命だな、って
渡「…ふっかには？伝えるか？」
「…そりゃ、Aの兄貴だし…きっと今頃心配でいても立ってもいられないだろうからさこれから電話するよ」
そう言うとじゃあ俺は他のメンバーに連絡だけ入れとくわ、と言って電話は切られた
そして俺のスマホは休む事を知らずに次はふっかへ電話をかける
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杠(プロフ) - 黒雪さん» 初めまして、コメントありがとうございます(^ ^)びッちちゃんの作品に関しましてはページ7に作品名を記載しておりそちらから飛べるようにしておりますので作品名をタップしていただいたらびッちちゃんの作品に飛べるかと思います(^^♪ (2021年1月30日 6時) (
レス) id: 3a7eb7200f (このIDを非表示/違反報告)
黒雪(プロフ) - びっちちゃんの小説ってどちらですか…？ (2021年1月28日 21時) (レス) id: 4eaf43baae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杠 | 作成日時：2020年10月1日 10時
