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あれから一年が過ぎても相変わらずのアンチの量
個人的にお世話になってて先輩でもあるお兄ちゃんこと、岩本くんに何度か相談を持ちかけていて、
『おじゃましまーす』
岩「へーへー。」
今日も彼の家にお邪魔する
『お兄ちゃんにも言えないんですよね(笑)』
岩「そ、」
傍から見たら冷たいじゃんって思うだろうけど岩本くんとのこの距離感が心地よくてあえて踏み込んでこない岩本くんに存分に甘えた
気の迷いだろう
『岩本くん…私を大人にしてくれませんか』
目の前に座る彼は顔を顰めたが少し考えた後に呆れ声でどうなっても知らねぇからな、そう一言添えて私と彼の影が重なった
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岩「樹達は?知ってんの?」
『…そりゃアンチの事は知ってますけど、』
岩「…ジェシー言ってたぞ?みやが頼ってくんないから下手に動けないどうしようって」
『あ、はは…』
彼の寝室で生まれてきたありのままの姿で布団を被ってそんな話をする私達
『…ごめんなさい』
岩「…いいよ。お前がそれで救われるなら」
彼なりの優しさだろう
『…岩本くんがお兄ちゃんだったら幸せなのになぁ』
そう小さく呟くとふはっと乾いた笑い声を寝室に響かせて彼の温かい手が私の頭にぽん、と
岩「じゃあ、お兄ちゃんになってあげる」
『んふふ、お兄ちゃんが増えた』
優しく私の頭の上で往復する手に身を委ねる
岩「ただ、もうこういう事はするなよ?さっき、みやが救われるならとか言ったけどさせッくすで辛さ埋め始めたらお前いつか壊れるから、分かった?」
そう諭すように私に言う彼の言葉が心の中にすとんと落ちてきて
岩「あーあ、俺バレたら解雇かなぁ(笑)」
『ごめんなさい(笑)』
岩「いーの、ただお互いの為にもナイショね?」
この日を境に私は【 岩本くん 】から【 お兄ちゃん 】と呼び名を変えて幸せで辛かったこの日の経験を胸の中に閉じ込めた
『 あ、もしもし?お兄ちゃん? 』
岩「はーい?」
『 今お仕事終わった 』
岩「ん、家来るか?来るなら兄貴に連絡しとけよ?」
『うん、分かった』
体を一度重ねた私達はぎこちなくなる訳でもなく普段通り私が彼に仕事の愚痴を言って甘えるだけ
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年9月23日 21時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杠 | 作成日時:2020年9月22日 22時