末っ子のもう一人ご存じですか？？

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＿＿＿ Yugo side









彼女が復帰してから毎回のように楽屋から出てフラつくようになった、


今日もそう。ついさっきぼーっとしていたかと思えばフッ、と立ち上がりぶらぶらしてくるねそう言って俺達に背を向けて何処かへ行った









「樹。」


田「分かってる…分かってるけど、」


ジェ「まぁ…みやも今はそっとしといた方がいいんじゃない？」


京「そう言って復帰してもう四ヶ月だよ。もうすぐで半年」






どうするかなぁ、と彼女の事で頭を悩ます俺ら。





「多分あれじゃない？…俺らと居たくないとかじゃなくて元々何かに縛られるの嫌いじゃん、みやって」





俺がそう口を開くとまぁ、そうだな。とどこか納得した様子の樹
俺なんかより同期でずっと傍にいた樹の方がきっと何倍もその事は知ってるはずだし俺らも全員それは知ってるからそうだったねと思い出したように言う奴も居るし忘れてたわ…と言う奴もいる









「俺らが毎回迎えに行けばいいだけだしさ、無理に楽屋に縛りつけないでもいいんじゃない？」






田「…楽屋から出てふらついてる時に前みたいなことがあったらどうすんだよ」






「…」


森「Aも顔見知りのスタッフさん以外には今警戒心強めてるからそこは大丈夫だと思うよ」


京「それに今みたいに楽屋とかになると違うけど収録とか移動の時は絶対俺らとマネージャーから離れないじゃん」






田「…」



「樹、今みやを無理矢理楽屋に滞在させてたらみやがしんどくなるよ」








俺がその言葉を言い放って少ししたら楽屋のドアが開き自然とみんなの視線がそっちに集まった、

みやが帰ってきた、なんてことは無くてトイレ、と言って席をずっと外していた北斗で俺らが珍しく集まってドアを見つめていたからか気持ち悪いなと一言残して椅子に座る北斗







松「みやならさっきすれ違ったよ向こうで」






「そっか」








それからは各々自由に過ごしていたが珍しくも本番15分前になっても一向に戻ってくる気配のない彼女に不安を覚えた俺らは手分けして局内を走り回った









「あ！すみません、！うちの藤宮見ませんでした？」









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